倭丸けるを『キャンディー☆すとらいく』
帰宅途中、馴染の和菓子屋にて端午の節句らしく柏餅(つぶ、こし、草、みその4種)を購入。やはり本職の作るあんこの美味しさは格別です。大変美味で全部食べてしまいそうでしたが、2個で我慢して残りは明日の楽しみへ。
お菓子つながりと言う訳ではないのですが、今日は倭丸けるを先生の『キャンディー☆すとらいく』(ジーウォーク)のへたレビューです。
さしたる心理描写や掘り下げが無いにも関わらず、とても愛らしくいとおしく映るヒロインズと吹き出し笑いを誘発する愛すべきお馬鹿コメディが僕の心にどストライクな作品でした。
収録作は、描き下ろしカラー作品「キャンディー☆すとらいく」+短編12作。カラー作品(3P)を除き、1作当りのページ数は
まぁ、ページ数的には確かに物足りない部分が多いですが(後述)、倭丸先生の魅力はキュートなヒロインとお馬鹿なノリにあるわけでボリューム感の多寡はあまり気にならず。
3Pしかない「キャンディー☆すとらいく」はちょっとアホ娘っぽい二人(←参照 中表紙より)がHにじゃれあう、実用性ナシ・シナリオ皆無の作品でしたが、溢れんばかりのキュート&ポップとシュール気味なお馬鹿さ加減の融合が素晴らしく個人的には大変お気に入りです。短編「アイノモノサシ」を除けば、暴走加減にかなり幅はあるものの基本的にコミカル路線。
G−WALKの出すフェチ系アンソロジーが初出の作品がほとんどで、ニーソックス(絶対領域)やブルマ、セーラー服といったコスプレ要素はかなり強めです。
ただ、そういった着衣関係すらギャグに組み込んでしまうケースが多く(←参照 「絶対領域侍」)、その手の衣装を偏愛する貴殿にはエロス的観点からは物足りないかもしれません。奇天烈な男性キャラやツンデレさんやアホ娘、無表情メカ娘たちが繰り広げるドタバタ劇は確かにどーしょもないお馬鹿さがあるのですが、決してテンションが空回りしないのが素晴らしいです。
エロシーンにも容赦なく割り込んできますが、うまくテンションをセーブしているせいか不思議と嫌味や違和感がありませんでした。
これはギャグの使い方の巧さと共に、華やかさとたおやかさを併せ持つ優しい絵柄のおかげかもしれません。
このように漫画としての構成力の高く、唯一のシリアス作品「アイノモノサシ」ではヒロインの名前と同じ雛菊の花弁が散る様を、処女性の喪失と恋占いに重ね合わせて表現した凄まじくセンスのよい表現には唸らされました。
ラストのコマで、まるで作者の照れを馬鹿っぽさと暖かさで隠す様に、一つだけ残った雛菊の花弁に書かれた「スキ。」の一文字がとても素敵です(←参照 短編「アイノモノサシ」より)。なお、雛菊の花言葉は「希望」「美人」です。お話にピッタリなチョイスですね。
エロに関して言うと、前述の通り少ないページ数のため、ボリューム感に乏しく実用的読書のお供にはやや役者不足かと思われます。
ただし、ツンツンした年下少女たちやらオツムがどうにも弱い彼女さんといった愛らしいヒロインズが羞恥と性感で顔を真っ赤にしつつ(←参照 短編「部長って魔女。」より)お口でご奉仕→大洪水な下のお口に挿入という痴態の妄想喚起力は大変高いです。僕個人としては、量的な物足りなさは脳内補完しつつ(何気に暴言ですが)存分に実用的読書を楽しませていただきました。
余談ながら、花やハートマークを振りまく背景もとてもキュートで、優しいエロファンタジーの世界を彩っていました。
直接的なガチエロやシリアス系統の作品を望む方には不向きではありますが、まったりとした独特のユルさがとても魅力的な作品でした。
全ヒロインを愛していますが(なお、柱やカバー裏のSDキャラ達も素晴らしく愛らしい)、「ばかにニーソックス」のアホ娘いなみちゃんと「絶対領域侍」の淫乱チャイナ娘、鳳娘ちゃんがお気に入り。
久しぶりに(ほぼ)全肯定できる作品でレビュアーとしては嬉しい限りです。お勧め!
コメント
コメントの投稿



