ゼロの者『絶頂スイッチ』
俺、このレビュー書いたら今日届いた「らき☆すた」11巻観るんだ…。明日(というか今日か)早出だし、夜にはLoftAのイベントに行くんだけどね(死亡フラグ乙一日に6作レビューする技量が欲しいぃ。
今日はゼロの者先生の『絶頂スイッチ』(一水社)のへたレビューです。
全体的にあっさりめで能天気な感じのするシナリオ展開でたっぷりお肉の美少女・美女とのエッチを楽しむ作品です。
収録作は、同居中の美人叔母さん二人を両方とも(性的な意味で)美味しく頂いちゃう(←参照)「ねえさんP」全3話、および短編5作となっています。1話当りのページ数は14〜22Pで平均すると18P前後。一水社の刊行物の例に漏れず、単行本自体がそもそも薄くボリューム感には乏しい印象です。
以前の単行本では陰惨な陵辱モノやシリアスなストーリーの作品があり、同等のページ数でもぐっと腹にたまったのですが、今回は良くも悪くも読み応えが軽い印象の作品が多いです。
実は『わすれな』(一水社)でゼロの者先生を知ったので、こうもお気楽系統で固めるとまるで印象が違ってくるなというのが率直な感想。
冒頭カラー付き作品「にゃっ!」に登場の山田さん(←参照)は猫耳をつけると瞳に精気が宿り、なぜか猫っぽいしゃべりになってしまうという何ともドリーミーなキャラクターです。他の短編において強要気味な行為を描いたり、「これ、もしかしてダークなラストに展開?」と思わせたりもしますが、基本的にカラッとした明るいラストを迎えます。
中編「ねえさんP」は名前のまんま、個々に関係を持った美人叔母さんと3Pしたいなぁーという少年の明るい欲望大爆発な作品であり、『わすれな』で魅せた近親相姦のほろ苦さなど何処吹く風です。
ただし、短編「ガラクタでも。」は、生に絶望していた中年男性と少女が描かれる序盤のビターな雰囲気から、二人が結ばれて共に生きていこうと決意する穏やかなラストへと至る展開であり、お得意のしっとりとした雰囲気が認められます。
とはいえ、起伏のあるシナリオや切ないラブストーリーを期待するのは得策とは言えないでしょう。
ゼロの者先生の大きな魅力の一つは、実に柔らかそうでシズル感に満ちたエロチックな女性の肢体描写です。
ボリューム感に溢れた美味しそうなおっぱいは勿論のこと(←参照 短編「散歩道」より)、お腹やお尻を含めた体全体を”デブ”の数歩手前で留めながら、実に柔らかそうに、そして絶妙な崩れ加減で描きます。むっちりというとハリがある感じで、ぷにぷにというと弾力的な柔らかさという感じですが、このどちらとも違うお肉の柔らかさの独特の表現はこの先生のオリジナリティーと言ってよいでしょう。
表帯に「美少女からお姉さんまで」とありますが、体型的にはおっぱいのサイズが多少異なるぐらいであまり描き分けがなされていません。
個人的なお気に入りは「ねえさんP」と短編「妹せんせーっ」。
後者はエロ漫画の妹さん(←参照 「妹せんせーっ」より)がお兄ちゃんとのHを妄想しながらオナヌーという「オイオイ本番なしかよ」という作品ですが、←のコマのように「実現しない妄想」だからこそ彼女はエロ漫画を描くわけで、異色の展開ながらこれはこれで整合性がしっかりとしており個人的には大変好印象。エロ漫画でエロ漫画家を描く時は大抵、思い切り熱くシリアスに描くか、コミカルにしてしまうかのどちらかのケースなのですが、そのどちらでも無い作風でさらっと本質的なことを語らせるのは流石ベテランの先生だと思いました。
重いストーリーはほとんど排しておりますので、純粋に(?)独特のエロス成分がてんこ盛りなエロエロボディの痴態を楽しめる作品集になっています。
ゼロの者先生の入門作としては実に好適な1作と言えるのではないでしょうか。
コメント
コメントの投稿



