西安『エプロンプレイ』
酒とエロ漫画の日々。さんを読みに行ったら、gosplan大兄が1日に6作品レビュー(しかも相変わらずの良質レビュー)という離れ業をやってのけておりました。凄いよ、凄過ぎるよ(ガクガクブルブル25日発売作品は大漁(誤字にあらず)過ぎて、1日1冊主義な当ブログではどうしても一部は後出しレビューになるのが、こう、何と言うか歯痒いところですなぁ。
さて気を取り直して、今回は西安先生の『エプロンプレイ』(ワニマガジン社)のレビューです。
高い作画能力で描かれるむっちりした肢体がくんずほぐれつ大活躍のエロシーンの魅力は勿論のこと、愉快痛快なコメディも陰湿なインモラルもどちらも魅力的に描ける芸風の幅広さも楽しめました。
収録作は、夫の残した食堂を守るため天然さんな未亡人(←参照)がライバル店の出店攻勢と闘うという、どっかで読んだ気がする(笑)出だしの長編「ハナエ食堂」全9話+αおよび短編3作とカラー作品4作となっています。カラー作品を除き、1話当りのページ数は10〜18Pで基本は16Pです。数値だけを見るとボリューム少なめなんですが、どこを開いてもエロシーンといっても過言ではなく、エロの濃さもあって1冊読み終えた時の満足感はかなり高いです。
長編「ハナエ食堂」は、とにかくどのページを開いても淫乱女性陣と助平男性陣がギシギシアンアンという状態ですが、実用性の高いエロと爆笑必至のギャグを無理なく融合させています。
素晴らしいのは、オーバーな演出やギャグ調に崩した絵柄をほとんど使わず、漫画としての展開・構成力とト書きや台詞回しでがっちり笑わせてくれることです。
(一応)料理関係である設定を活かし、グルメ漫画でよくある名調子な味の解説を、親父ギャグ要素を添加して臆面もなくエロ漫画に投入してきた(←参照 「ハナエ食堂」第3話)のには僕の脳内で割れんばかりの拍手喝采が起きました。このコマだけだと分かりませんが、各話において徹頭徹尾この大真面目な馬鹿解説が為され、解説の締めも無駄に名調子(笑。お勧めですので是非ご覧アレ。
他にも、ページの最後でネタをふり、めくったページの頭で時にベタベタな時に奇想天外なオチをかましてくるなど、読み手を楽しませる仕掛けで一杯です。
絵柄はベテランだけあって高水準で安定。鮮やかな色使いや肌の色の美しさが魅力的なカラー作品も大好きですが、作者が粋なこだわりを見せるアナログ作画の魅力を僕は愛して止みません。
太めで力強い描線を多用しながら、女体の柔らかさや美しさを丁寧に描けています。また、女性の柔肌と髪や下着の黒色とのコントラストが画を引き締めており、シンプルながら奥深い白黒絵こその美しさがあります。
非常に陵辱モノ向けの画風で、実際インモラル系の短編でもばっちりハマっていますが(←参照 短編「ひみつひみつ」より)、コミカル作品でも違和感は全くありません。なお、インモラル系の短編はページ数が少ないこともあり、シナリオ関係に見るべき所は無いですが、熟れたボディの成人女性が年下の少年に翻弄される様のギャップは非常によいと感じました。
基本的にむっちりナイスバディな熟女さん(25歳オーバー)がメインながら、「ハナエ食堂」ではローティーン娘トリオ(←参照)やハーティーン少女複数名等も話とエロに絡めておりキャラクターはバラエティ豊かです。また、短編の一部を除いて1対1の行為が描かれることはなく、男多数×女性1人、男1人×女性多数、果ては男多数×女性多数の大乱交など何人もの体が折り重なり交じり合う複数人プレイが基本となっています。
むっちりボディ、飛び散る男女の液と汁、筆ペンで強く書かれる嬌声や擬音で埋め尽くされる淫乱ヒロイン陣の痴態の迫力は一級品。
性器のアップなどの描写をほとんどせず、男女の体のぶつかり合いが描写の中心になっていることも特徴の一つでしょう。
ただし、人によってはゴチャゴチャして煩く感じたり、「エロシーンまでにギャグをてんこ盛りにするのは萎える…」と感じる人もいるとは思われます。
また、1コマ1コマの妄想喚起力は抜群ながら、多人数プレイ故に一つの動作(フェラやピストン運動等)をじっくりと描くことは出来ていません。
かなりお気に入りな作品なので、久しぶりにレビューがちょっと長くなりましたが、エロコメ大好きという人には是非お勧めしたい物件です。抜けて笑えて一挙両得ですよ!
コメント
コメントの投稿



