奴隷ジャッキー『お姉がイイっ!』
土曜に帰宅途中寄った本屋にて。欲しい本が見当たらなかったので店員さんに「アオハルッ!という漫画の2巻は入荷してますか?」と聞いたら「はい、アオハルですか。出版社等は分かりますか?」とのこと。僕「あー、あの、プッ、プリンセスコミックスです。」恥ずかしいぃぃ。………秋田書店って言えばよかったと後で気が付きました。
今回は、今週のコアマガジンによるおっぱい大攻勢関連でトリを飾るレビューとなり、奴隷ジャッキー先生の『お姉がイイっ!』(コアマガジン)のご紹介です。
ユニークなキャラクター達が活き活きと動きまくるハイテンションコメディが存分に楽しめる愉快な作品集です。エロに関してもしっかりしていますので(後述)、抜けてしかも笑えるというお得感があります。
収録作は、お姉さんぶる幼馴染とのラブラブ初Hを描く短編「お姉がいっ!」+後日談1作(カラー)、ロリ娘トリオがそれぞれのお兄ちゃんと初Hにチャレンジ○年生!な「おなG〜」全3話、および短編6作となっています。
カラー作品を除けば、1作あたりのページ数は16〜24Pで20Pが基本。ハイテンションなギャグとエロで一気に駆け抜けてゆくため、ページ数に関わらずテンポ良くスムーズに読み進められました。
エロシーンが占める割合は高いですが、短編「DECOリーン」のように、エロシーンすらギャグの一環というケースもあり(←参照)、エロの満足度は作品間で結構な差があります。サブキャラを含め非常にユニークな登場人物達が繰り広げるギャグは読んでいて非常に楽しいです。あまりのテンションの高さに上述のようにエロが霞んでいる作品も一部ありますが、そこはご愛嬌。
短編「台風55号」は水島新司御大の作品(「ドカベン」「あぶさん」)が好きな貴殿は大笑いできると思いますよ。(あと、種田選手のファンも(←参照))ディフォルメキャラや可愛さ度外視で崩した表情、下ネタやアニメ・漫画の各種小ネタなど、様々な要素を使ってギャグに走る思い切りの良さはいっそ清清しいです。ただ、人によっては悪ふざけが過ぎると思うかもしれませんので一応注意です。
お馬鹿なギャグにだけ特化しているのかというと決してそうではありません。
気持ちを表情に出せない鉄仮面さんが登場する「てっかめ〜ん!」や長身おっとりな女の子とツンデレでチビな男の子の初H大作戦「すなおなっ!」(←参照)では、読んでるこっちが恥ずかしくなる甘々なラブ話が展開されます。このクサさは見事にコミカルさによって中和され、実に素直に二人を祝福したい気分になります。また、ラブい雰囲気が最高潮になる周辺では見事にギャグ要素をセーブしており、この緩急の巧さによってエロとラブとコメディを無理なく同居させています。
登場人物は小○生クラスから女社長(30歳)まで年齢も体型も様々です。一人完全な年齢不詳もいますし…(「台風55号」の山田太郎子さん)。
巨乳キャラならば、握った手がずぶずぶと埋まっていきそうなお肉の柔らかさの表現(←参照)、ロリキャラならぽっこりしたお腹など、体型ごとにツボを押さえたキャラ造形は大変魅力的です。性器描写による単純な煽情力は平均並ながら、実に柔らかく暖かそうな体全体が激しくぶつかり合うエロシーンの実用性はかなり高いと感じました。
行為自体は激しいですが、互いの恋愛感情や男性側の素直な性欲が描写されているので、激しい行為に対しむしろ好感が持てる展開になっています。
愛情と性感の両方を享受して幸せそうに微笑む女性の表情も素晴らしいです。
シナリオは面白おかしく、エロは抜け、恋愛系統の作品では実にハッピーな気分になれる色々な楽しみのある作品です。異様に高いテンションと悪ノリ感に付いて行けるかで評価が分かれそうですが、なかなか珍しい「笑えるエロ漫画」として個人的には是非お勧めしたいですね。
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