東雲龍『LOVE & HATE 2』
終にやってまいりました4月中〜下旬のエロ漫画新刊ラッシュ!いくら専門書店でもエロ漫画を4,5冊まとめてレジに持っていくのはちょっと恥ずかしいですね(笑。さて、今回は東雲龍先生の『LOVE & HATE 2』(オークス)のご紹介です。以前1回東雲先生の作品を紹介したことがありますが、残念ながら前巻の『LOVE & HATE』(1巻)はレビューを書いていません。
まぁ、去年の5月はまだブログを始めていませんでしたので、ご勘弁の程を。
1巻(←参照)では白を基調とした表紙・サブタイトル「Lovely Slave」が示すように、Sな彼氏がヒロインを調教という内容ながら互いに好き合っている様子がしっかり描写され、陰惨さとは無縁な雰囲気でした。しかし、今回の2巻では黒を基調とした表紙、サブタイルは「Hately Engel」となり、ヒロイン咲乃さんがその心身を憎悪と陵辱の嵐に蝕まれるガチンコハード鬼畜作品となっています。
何とも悲惨な展開ですので、「鬼畜系作品はちょっと苦手だなぁ」という御仁が読むと真っ暗な気分になれること請け合いです。
1巻の続きでタイトル長編10〜18話を収録。冒頭にて「もしかして彼氏の拓海君が助けに来るかも」という淡い期待を完璧にへし折り、1巻ラストで立ったリンカーンフラグを易々と成立させた後は延々と陵辱劇が続きます。
彼氏への愛情と自身の誇りを頼りに、咲乃さんは悪意に満ちた陵辱に必死に抵抗します(←参照)。今単行本では、彼氏が家庭の事情で長期不在、写真と音声をネタにした脅迫という絶望的な環境下で、咲乃さんの心が徐々に徐々に壊れてゆく様が描かれます。
愛し頼るべき存在の不在、際限なく増えてゆく陵辱側の加担者、まるで玩具の様に扱われる容赦ない肉体的・精神的陵辱行為、果ては望まぬ妊娠フラグなどなど、これでもかとこれでもかと悲惨なシナリオが展開されます。
所々で挿入されるかつての明るい笑顔(←上参照)と正気を失いかけているやつれた表情(←下参照)との対比が非常にエグく、読み手の心に突き刺さります。オイスター先生の作品を愛読する僕が「これは惨い…」と思いましたので、耐性のない人は本当に心して読みましょう。

なお、ストーリーの都合上1巻を読むことをお勧めしますが、幸せそうな1巻とのギャップで2巻を読むときの辛さが跳ね上がることは覚悟しておきましょう。
エロに関して言えば、鬼畜属性があるならば全く文句なしの超実用性があります。
東雲先生は嗜虐心を煽るキャラクター造形が非常に上手く、特に行為を嫌がる気高い表情と(強制されたものながら)性感に溺れる表情の落差は実に扇情的。女流らしい繊細な印象の顔と男の妄想そのまんまなダイナマイツ・バディな体を持つ咲乃さんは、可哀想ですが激しい陵辱行為の対象としては申し分なし。
輪姦は単調になりがちなシチュエーションですが、各種器具の投入、猫耳やらメイド服やらナース服やら様々なコスプレ衣装(←参照)などの味付けによりバリエーションは様々です。”罰ゲーム”や行為の撮影・録音などでじわじわと精神的に嬲った後、爆発的なテンションでの迫力の輪姦へ突入します。多人数が絡む構図ながら作画は安定しており、蹂躙される体全体の描写と、汚される性器や胸、舌などの局所を描写をバランスよく混ぜた構成は視覚的なアピール力が高く、実用性に関しては本当に死角がないなという印象です。
貴殿の心の中にも存在するかもしれない、どす黒い征服欲・嗜虐欲を満たしてくれることでしょう。
次巻では別の娘と乳繰り合っていた拓海君が帰ってきますが、どういったラストを迎えるか(大分予想は付くとはいえ)楽しみです。LOVE(1巻)とHATE(2巻)の先に何があるんでしょうねぇ。
非情な展開で読み手の心をチクリと痛めてくると同時に濃厚な陵辱エロで実用性はがっつり保証という作品になっています。感覚的な表現で申し訳ないですが、色々な意味でゾクゾクとする作品ですよ。
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