断華ナオキ『仔犬のおねがい』
ガンダム戦記モノなら近藤和久先生が不動の1位だろと考えていましたが、曽野由大先生の『オレら連邦愚連隊』が僕の脳内で猛追中。ジュアッグ&アッグガイの大活躍振りにジオンファンな僕は大喜びです。
新刊発売の谷間故、ちょいと前の作品を出してきてレビュー。断華ナオキ先生の『仔犬のおねがい』(フランス書院)のご紹介です。この先生は結構エロ漫画暦長いです。
以前の陵辱系作品には結構お世話になりましたが、今単行本はコミカル中心です。
収録作はオール短編で、9作が収録されています。1作あたりのページ数は20P前後です。
「SEX研究会」や「双子DEチェンジ」などタイトルからそれと分かるコミカルな作品が多いですが、「姉心」「あまのじゃこ」の2作は素直になれない女の子が魅力的に描かれるラブ話です。
また、クールビューティーな剣道少女(←参照)に気弱な男の子が「オシオキ」される「仔犬のしつけ方」は少しダークで淫靡な作風です。「さよなら絶望先生」の絶倫先生踏まれたい!和装で踏まれたい!と思っているMっ気所有者(というか僕)にはどストライクな内容です。お勧め!
絵柄に関しては全作で一貫した画風ですが、結構クセがあります。丸っこい顔の輪郭や、眉と目が結構離れた独特の目鼻立ちなどが特徴ですが、表紙・裏表紙の絵で十分判断可能ですのでそちらで判断して下さい。
肢体描写に関してもややオーソドックスなものから外れており、特に腹部からお尻にかけてやけに長細いボディラインになっています。Hシーンでは冷静になって見ると明らかにデッサン狂っている構図が散見されますが、テンションの高いエロと激しい交わりの勢いで上手く押し通しているなと感じました。
スッキリした線で描かれる萌え萌え美少女を愛し、ちょっとゴチャゴチャしている古めな絵柄が好きでない人にはお勧めできない感じです。
女医と看護婦さんが登場する「とんでもクリニック」を除けばヒロインは高校生中心です。また、巨乳さんの割合が非常に高く、冒頭の「SEX研究会」に登場する後輩ちゃん(姓名不詳)のみ貧乳キャラです。ヒンヌー教徒な貴公は回避推奨な物件です。
眼鏡率が高いことも特徴でメインヒロインが眼鏡さん(変装含む)という作品は全9作中5作です。何だかんだで好き嫌いがはっきりする属性なので好きな人も嫌いな人も留意して下さい。
←は「あまのじょこ」に登場する剣道少女ほのかさん。彼氏君の言うことに対し、ことごとくあまのじゃくな反応をする様はなかなか微笑ましくてお気に入りのキャラの一人。黒髪・メガネ・ぽってりした唇と、今単行本に登場するヒロイン達の代表的なキャラデザとなっています。
エロについては前述したように高めのテンションを全面に出して突進するタイプです。ただ、「仔犬のしつけ方」のようにじらしてじらしてグッと我慢させた後、はじける様に激しいファックになだれ込む場合や、「姉心」「あまのじゃこ」における男女の行為中の会話も楽しめる雰囲気のあるHという場合もあり、展開としては結構多彩です。
断面図や性器結合部のアップなどは少なく、あくまで体と体の交わりを表現している印象があります。ただし、結合部を見せ付けるような構図や体位が多いので直接的な煽情性が低いわけでは決してありません。
個人的には男女共に性行為に対して「がっついている」印象があってエロ漫画としては非常に好印象です。女性側に積極性がある作品も多いですが、男性側が積極的な作品も同程度あり、ヘタレな男キャラにうんざりしている貴殿には相性が良いかもしれません。
絵柄こそ大丈夫ならば十分実用性は高いと思われます。
一番のお気に入りはゾクゾクとした快感(ただしM願望所有者のみ)が味わえる「仔犬のしつけ方」ですが、次いで好きなのが「とんでもクリニック」です。
端的に言えば、女医と看護婦のエロエロお姉さんコンビに美男子が性的な意味で搾られちゃうお話(←参照)です。何の工夫も無いシナリオ、「お注射」とか「腫れてきちゃいました(はあと」とか「膿を出しちゃいましょう(はあと」とかべったべったな台詞回しが見られる作品ですが、美人なお姉さんにエロエロしてもらうという大変ドリーミーなシチュエーションが楽しめる1作です。
抜き物件としての色が強いですが、コミカルな話、ラブ話共にあくまでスパイス程度ながら出来がよく、エロ漫画として十分楽しめる作品です。
絵柄さえ除けば万人受けする内容と言ってよいと思われます。
後書き漫画の最後の「次はないかもしれませんが、またどこかで」という先生の台詞が大変心配なのですが、大丈夫なんでしょうか?エロ漫画止めないで下さいよー。
コメント
コメントの投稿



