命わずか『僕がお姉さまの雌奴隷になるとき』
ドロッセルお嬢様のFigma(マックスファクトリー)をやっとこさ受け取りました。ポージングも幅広く可能でオプション装備も充実と納得の出来ですなぁ、こりゃ。いかにもロボットで無機物という質感なのですが、曲線を多用する全体の造形が女の子(?)らしくて大好きなのです。なお、現在お嬢様にはジョジョ立ち状態で待機して頂いております(笑。
さて本日は、命わずか先生の『僕がお姉さまの雌奴隷になるとき』(シーズ情報出版)の遅延へたレビューです。この作家さんの単行本の紹介は4回目ですが、前単行本『理想の女の子』(ジーウォーク)のへたレビューなどもよろしければご参照下さい。
女王様タイプのお姉さま方(とフタナリさん)に翻弄されるマゾヒスティックなエロシーンが楽しめる作品集です。
収録作は、ショタ少年が憧れのお姉さんに女装した雌奴隷として調教されるタイトル作「僕がお姉さまの雌奴隷になる時」前後編(←参照 同作前編より)、および独立した短編7作。1話・作当りのページ数は16〜24P(平均20P弱)と概ね標準的な分量。キュートな萌え絵柄とシンプルなストーリー展開ながら、変態街道爆走中のエロシチュやキャラデザに濃さがあるため、相変わらずなかなか強烈な読書感になっています。
【男を弄ぶ華麗なドミナ達】
今単行本の収録作は現在休刊中?のモエマックス(モエールパブリッシング)や同じく休刊したキャバコミ(東京三世社)、キルタイム系のアンソロ本などを初出とする作品群であり、作品の傾向は結構バラバラ。
とは言え、「僕がお姉さまの雌奴隷になる時」のSなお姉さんや短編「僕はお姉さまのヘルプです」「NO.1、お願いします!」のキャバ嬢さん達など、傲岸不遜に性の快楽を貪るお姉さま方が多いので雰囲気は何となく共通しています。
エロシチュなども含め、登場人物の行動は傍目に見ればかなりエキセントリックであるにも関わらず、当人達は至って当たり前のことと認識しているという、読み手とのギャップ感がユニークな味わいを生み出しているのもいつも通りの“命わずかワールド”らしいです。
内容自体はぶっ飛んでいますが、キルタイム系の作品ではヒロインの可愛らしさを前面に出すプロダクションになっていますし(←参照 羊娘なので全身剃毛プレイ+搾乳プレイ 短編「もこもこハッピーライフ」より)、好き嫌いの分かれるフタナリ(ちん娘)キャラの登場率の低さもあって既存単行本よりは新規ファンへの敷居が低い感はちょっとだけあります。しかしながら、一般的なエロ漫画文法における男性の主導権や主体性、力強さなどが排除されている作劇であり、特に少年がその男性性を完全に否定されて“女性”として調教されるタイトル作「僕がお姉さまの雌奴隷になる時」び雰囲気は結構ダーク。
女装“少年”として優しいお姉さんに慰撫される一般的な女装少年モノとは結構毛色が異なり、所謂調教モノにおける男女の役割を逆転させたような構図であるため、M願望が強い方向けという印象が強いです。
シナリオ自体の面白みはあまり無いですが、その目眩がするほどカオスな設定やエロシチュが大変刺激的と言えるでしょう。
【今単行本はフタナリ分低め】
フタナリメイドとフタナリお嬢様(共に“玉”アリタイプ)による正にマッドなティーパーティーな短編「お嬢様の嗜み、教えます」といった作品もありますが、今単行本のフタナリ含有率は低めであり、「ちん娘のいない命わずか先生なんてっ!」という貴兄貴女は要注意。
だからと言って訴求層の広い正統派ヒロインが登場するわけでは当然なく、男を弄ぶキャバ嬢さん(←参照 このいかにもな唯我独尊口調! 短編「僕はお姉さまのヘルプです」より)や黒ギャルさん、逆に脳味噌がお花畑に過ぎるアホ娘など少々特殊なキャラ造形が多いです。萌え絵柄で描かれる受け側の可愛らしい表情や責め側の挑発的な表情、スベスベとしたお肌や柔らかそうな肢体描写は高水準で安定感がありますが、ケツ毛や時に描かれる脇毛も含め、男女を問わずにタワシの如く陰毛を生やすタイプなので命わずかワールドに馴れていない方や毛の描写が苦手な方はドン引きする可能性があります。
一部のロリ体型さんやショタ系少年キュンは貧乳ではありますが、巨乳キャラが大半占め、性的興奮と共に先端部が激しく隆起するロケット型おっぱいが柔らかそうに形状を変化させる様はエロティック。
この乳首からはビュービューとミルクっぽい液体がほぼデフォルトで絞り出されますが、命わずかワールドではいつものことです(笑。
【変態プレイ満載の濃い口のエロ展開】
この流れから察して頂けると思いますが、恋し合う男女が愛の言葉を囁きながら優しくも情熱的に正常位ファックなどというエロ展開は皆無。
お姉さま方が恥辱の言葉責めをしながら足コキやフェラによって、やたらとプリプリした肉感のち○こを弄りまくる前戯シーンで一発出した後、ヒロイン主導でピストン運動へ。
前穴挿入も一応はあるのですが、アナルファックの比率が高く、例えオマ○コに入れても射精はせずにフィニッシュは別のところでというケースが大半。
ヒロインが存分に快楽を享受する様を描くことにこそ注力するエロ作画であり、下半身のぶつけ合いを激しく描いたり十分な尺を割いたりはしないので、ご嗜好によって評価が分かれそうです。
そして、命わずか先生の最大の魅力の一つであるアブノーマールプレイの洪水に関しても、女装少年がアナルをお姉さんに凶悪な外見のディルドーで犯されたり(←参照 「僕がお姉さまの雌奴隷になる時」後編より)、ふたなり同士のセックスがあったり、触手によるニプルファック+産卵プレイがあったり、搾乳とぶっかけが大量投入されていたりと、相変わらず荒唐無稽なプレイがたっぷり楽しめます。万人向けの抜き物件とは言い難いのは確かですが、大胆な構図を多用する破天荒プレイは明るいカオティックさと図太い攻撃性を持っており、変わり種のエロを見てみたい貴兄には打ってつけですよ。
個々に至ってさしたる新味のない命わずかワールドの展開ではありますが、猫も杓子も無難なエロ展開・無難なシナリオに流れるなかでのこの暴れぶりは実に頼もしいですね。
ファンなら言うまでもなく買いですが、命わずか先生に興味がある方はまずこの単行本から入るのが(勿論ハードル高めとは言え)比較的楽かなぁとも思いますよ。
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