エロ漫画家様の自画像も面白い!
現在、エロ漫画新刊の発売の谷間でして、ちょいと手持無沙汰になっております。
大抵は新刊レビューに大変楽しくも忙しく追われていますので、このせっかくの時間を有効利用して大好きな作家様の特集記事(小林王桂先生とか井上よしひさ先生とかやりたいなぁ)やたまにやる旧作レビューをしようかとも思いましたが、今回は久しぶりに軽めの記事を書いてみようと思いました。
レビューじゃなくてすいませんが、ちょっとでも楽しんでも頂ければ幸いです。
さて、僕はエロ漫画大好きなので、雑誌で作家様を追いかけたり、新刊が出れば当然購入して楽しむ訳です。
エロ漫画を一つの情報として見た場合、雑誌に連載している場合でも単行本に収録されたものでも、単行本での加筆修正や性器修正緩和はともかく、一応同じものです。抜き的にはサイズが大きくぶっかけも気軽に出来る雑誌に優れた点が多いのも確かでしょう。
それでも、単行本を買う理由は、勿論作家様を経済的な面も含めて応援したいということに加えて、単行本ならではの楽しみがちゃんとあるからです。
一つの作家性で括られた一冊の本というのはそれだけで価値のあるものですし、それに加えて、オマケ漫画、表紙の別バージョン、エッチなイラストなどなど意外なモノが飛び出してくるカバー裏や作家様の個性が伺えると楽しいあとがき、各種おまけ漫画やイラストなど色々な楽しみがあります。
そんな単行本ならではの楽しみの一つは、作家様の自画像です。

一般向け漫画の作家様と同様、必ずしも自画像があとがきで登場するわけではないのですが、作家様によっては描いてくれることがあり、デフォルメ化した人間形態だったり(←左側 西安先生 『妻漫』(ワニマガジン社)あとがきより)、可愛らしい動物形態だったり(←右側 おおとりりゅうじ先生 『The BLACK MAGES』(司書房)あとがきより)とそれぞれに個性的な姿をしています。
例に出したお二人なら、西先生は力強いアナログ作画の魅力が自画像にまで顕れていたり、おおとり先生はSFファンタジー調な作風が獣人化という形で出ていたりと作風を体現していることがあるのも面白いところです。
内々けやき先生やMARUTA先生の様に、普通におっさん然とした男性が描かれたりするケースなど、“普通”の自画像もそこそこ多い印象ですが、SASAYUKI先生の様に顔の表情を描かなかったり工藤洋先生の様に後ろを向いていたりと、敢えて顔面を描かないようにしていることが多いのは結構興味深いです。ご自分のパーソナリティを消して華々しいエロ漫画の魅力を邪魔しない黒子に徹しておられるのかなぁと思うのですが、どうなんでしょう?
そのことも関連するかもしれませんが、ニット帽(七瀬真琴先生や工藤洋先生など)や(たぶん)鳥打帽(ガビョ布先生)など帽子をかぶっている自画像が多いような気もします。
あと、管理人が一番好きな自画像は、最早作者萌えの域にまで達しているいけださくら先生の自画像(←参照 『むにちち』(コアマガジン)あとがきより)。あとがき4コマでも大活躍ですが、帯の折込部に描かれた自画像イラストも滅茶苦茶キュートです。
あとがきや各作品のタイトルの付け方から誠実なお人柄と日本語のセンスを伺わせる作家様ですが、こういった形での親しみ易さも悪くないですよね。
こういった自画像が活躍するのはほとんどがあとがきなわけですが、エロ漫画の世界とは別に描かれる作者自身が活躍(?)してしまう漫画が存在します。
現在なら、まだ単行本化されていませんがゴージャス宝田先生の「ガハハも11」(←参照 宝田先生自画像 なお手前の厳つい男性ははオークスの敏腕編集・緒方一成氏 『キャノン先生トばしすぎ』(オークス)あとがきより)が有名ですね。ゴージャス宝田先生の際立つ個性があってこそ楽しい作品ですし、ユニークな自画像がこれまたマッチしています。
そして、エロ漫画業界におけるあとがき漫画の金字塔といったら、かなり長期間コミック阿吽で連載されていた道満清明先生の「日なたの窓に憧れて」だと個人的には思います。
微妙に荒んでいるけど変に愉快な(言葉で表しにくい(苦笑))道満先生の日々が描かれる漫画ですが、毎回のごとく自画像が変化するのも楽しさの一つでした(←参照 『かえで』(ヒット出版社)に収録の「日なたの窓に憧れて」21話より)。
滅茶苦茶好きだったんで、また書いてくれないかなぁと思ってるんですが、快楽天じゃ難しそうだなぁと。
自画像とはちょっと違いますが、作品中に作家様自身がモデルと思われる人物が登場することもしばしばあります。
エロ漫画家の先生がモデルなので当然、そのキャラクターも漫画をかいているわけですが、ブルマ+アニパロ+緊縛+股割りなエロ漫画を描いていたり(←左側 井上よしひさ『EscapeArtist』(ヒット出版社)収録「こみっくシスター」より)、ロリータ緊縛凌辱漫画を描いていたり(←右側 新貝田鉄也郎『女子ショー』(コアマガジン)収録「いつもの。」より)、そりゃどう考えても本人がモデルでしょ!と突っ込みを誘う場合が多いのが面白いところ。
ただ、まぁこれはエロへの導入に関することでもあるので、卵が先か鶏が先かという論議になりどうですけど(笑。
作家様が書く作品に作家様自身のモデルが登場するという構図そのものが結構メタ的であり、その不思議な印象をコミカルに描いて楽しさを創り出している作品が多いかなという印象。チラと顔を出している写真を単行本に掲載するという非常に珍しい作家様である鬼束直先生もエロ漫画家を登場させたりしていますし、自分の願望を込めているかもしれないという推察を誘うことによって作品への親しみ易さを増加させているのかなぁと思います。
なお、そのメタ的な構図をシリアスにかつ上手く使った代表作としては海野螢先生の短編「ウツツのハザマ」(←参照 『大人の手がまだ触れない』(オークス)に収録)が挙げられるかなと。
単行本の巻末に置かれたこの短編のラストが持つ切れ味の鋭さは凄まじいので是非単行本を通してご一読あれ。
僕はへたれと言えど、一応エロ漫画のレビュアーなのですが、作品を(怖れ多くも)分析・評価する時には個々の作品自体に集中しますので、こういった自画像を評価に含めることはありません。
でも、レビュアーとしての視点から離れて一愛好家としての視点に戻ると、例えば今回の作家様の自画像に様に、作品自体の他にも色々と楽しいことが見えてくるんですよ。
エロ漫画雑誌も勿論大好きですが、読んで楽しく、抜いて気持ち良く、色々な楽しみを探して面白いと、エロ漫画の単行本っていいなぁと常々思っています。
ちょっとかさ張るのが難ですが、皆もっとエロ漫画の単行本買おうよ!それで色々な側面から楽しもうよ!って声を大にして主張したいですな!
追伸:実は今回の所謂“ネタ記事”を書いていてレビューとはちょっと違う楽しみがあったのでまた何か書くかもです。勿論、当ブログは単行本レビューがメインですので書いたとしても極たまにでしょうけど。
大抵は新刊レビューに大変楽しくも忙しく追われていますので、このせっかくの時間を有効利用して大好きな作家様の特集記事(小林王桂先生とか井上よしひさ先生とかやりたいなぁ)やたまにやる旧作レビューをしようかとも思いましたが、今回は久しぶりに軽めの記事を書いてみようと思いました。
レビューじゃなくてすいませんが、ちょっとでも楽しんでも頂ければ幸いです。
さて、僕はエロ漫画大好きなので、雑誌で作家様を追いかけたり、新刊が出れば当然購入して楽しむ訳です。
エロ漫画を一つの情報として見た場合、雑誌に連載している場合でも単行本に収録されたものでも、単行本での加筆修正や性器修正緩和はともかく、一応同じものです。抜き的にはサイズが大きくぶっかけも気軽に出来る雑誌に優れた点が多いのも確かでしょう。
それでも、単行本を買う理由は、勿論作家様を経済的な面も含めて応援したいということに加えて、単行本ならではの楽しみがちゃんとあるからです。
一つの作家性で括られた一冊の本というのはそれだけで価値のあるものですし、それに加えて、オマケ漫画、表紙の別バージョン、エッチなイラストなどなど意外なモノが飛び出してくるカバー裏や作家様の個性が伺えると楽しいあとがき、各種おまけ漫画やイラストなど色々な楽しみがあります。
そんな単行本ならではの楽しみの一つは、作家様の自画像です。

一般向け漫画の作家様と同様、必ずしも自画像があとがきで登場するわけではないのですが、作家様によっては描いてくれることがあり、デフォルメ化した人間形態だったり(←左側 西安先生 『妻漫』(ワニマガジン社)あとがきより)、可愛らしい動物形態だったり(←右側 おおとりりゅうじ先生 『The BLACK MAGES』(司書房)あとがきより)とそれぞれに個性的な姿をしています。例に出したお二人なら、西先生は力強いアナログ作画の魅力が自画像にまで顕れていたり、おおとり先生はSFファンタジー調な作風が獣人化という形で出ていたりと作風を体現していることがあるのも面白いところです。
内々けやき先生やMARUTA先生の様に、普通におっさん然とした男性が描かれたりするケースなど、“普通”の自画像もそこそこ多い印象ですが、SASAYUKI先生の様に顔の表情を描かなかったり工藤洋先生の様に後ろを向いていたりと、敢えて顔面を描かないようにしていることが多いのは結構興味深いです。ご自分のパーソナリティを消して華々しいエロ漫画の魅力を邪魔しない黒子に徹しておられるのかなぁと思うのですが、どうなんでしょう?
そのことも関連するかもしれませんが、ニット帽(七瀬真琴先生や工藤洋先生など)や(たぶん)鳥打帽(ガビョ布先生)など帽子をかぶっている自画像が多いような気もします。
あと、管理人が一番好きな自画像は、最早作者萌えの域にまで達しているいけださくら先生の自画像(←参照 『むにちち』(コアマガジン)あとがきより)。あとがき4コマでも大活躍ですが、帯の折込部に描かれた自画像イラストも滅茶苦茶キュートです。あとがきや各作品のタイトルの付け方から誠実なお人柄と日本語のセンスを伺わせる作家様ですが、こういった形での親しみ易さも悪くないですよね。
こういった自画像が活躍するのはほとんどがあとがきなわけですが、エロ漫画の世界とは別に描かれる作者自身が活躍(?)してしまう漫画が存在します。
現在なら、まだ単行本化されていませんがゴージャス宝田先生の「ガハハも11」(←参照 宝田先生自画像 なお手前の厳つい男性ははオークスの敏腕編集・緒方一成氏 『キャノン先生トばしすぎ』(オークス)あとがきより)が有名ですね。ゴージャス宝田先生の際立つ個性があってこそ楽しい作品ですし、ユニークな自画像がこれまたマッチしています。そして、エロ漫画業界におけるあとがき漫画の金字塔といったら、かなり長期間コミック阿吽で連載されていた道満清明先生の「日なたの窓に憧れて」だと個人的には思います。
微妙に荒んでいるけど変に愉快な(言葉で表しにくい(苦笑))道満先生の日々が描かれる漫画ですが、毎回のごとく自画像が変化するのも楽しさの一つでした(←参照 『かえで』(ヒット出版社)に収録の「日なたの窓に憧れて」21話より)。滅茶苦茶好きだったんで、また書いてくれないかなぁと思ってるんですが、快楽天じゃ難しそうだなぁと。
自画像とはちょっと違いますが、作品中に作家様自身がモデルと思われる人物が登場することもしばしばあります。
エロ漫画家の先生がモデルなので当然、そのキャラクターも漫画をかいているわけですが、ブルマ+アニパロ+緊縛+股割りなエロ漫画を描いていたり(←左側 井上よしひさ『EscapeArtist』(ヒット出版社)収録「こみっくシスター」より)、ロリータ緊縛凌辱漫画を描いていたり(←右側 新貝田鉄也郎『女子ショー』(コアマガジン)収録「いつもの。」より)、そりゃどう考えても本人がモデルでしょ!と突っ込みを誘う場合が多いのが面白いところ。ただ、まぁこれはエロへの導入に関することでもあるので、卵が先か鶏が先かという論議になりどうですけど(笑。
作家様が書く作品に作家様自身のモデルが登場するという構図そのものが結構メタ的であり、その不思議な印象をコミカルに描いて楽しさを創り出している作品が多いかなという印象。チラと顔を出している写真を単行本に掲載するという非常に珍しい作家様である鬼束直先生もエロ漫画家を登場させたりしていますし、自分の願望を込めているかもしれないという推察を誘うことによって作品への親しみ易さを増加させているのかなぁと思います。
なお、そのメタ的な構図をシリアスにかつ上手く使った代表作としては海野螢先生の短編「ウツツのハザマ」(←参照 『大人の手がまだ触れない』(オークス)に収録)が挙げられるかなと。単行本の巻末に置かれたこの短編のラストが持つ切れ味の鋭さは凄まじいので是非単行本を通してご一読あれ。
僕はへたれと言えど、一応エロ漫画のレビュアーなのですが、作品を(怖れ多くも)分析・評価する時には個々の作品自体に集中しますので、こういった自画像を評価に含めることはありません。
でも、レビュアーとしての視点から離れて一愛好家としての視点に戻ると、例えば今回の作家様の自画像に様に、作品自体の他にも色々と楽しいことが見えてくるんですよ。
エロ漫画雑誌も勿論大好きですが、読んで楽しく、抜いて気持ち良く、色々な楽しみを探して面白いと、エロ漫画の単行本っていいなぁと常々思っています。
ちょっとかさ張るのが難ですが、皆もっとエロ漫画の単行本買おうよ!それで色々な側面から楽しもうよ!って声を大にして主張したいですな!
追伸:実は今回の所謂“ネタ記事”を書いていてレビューとはちょっと違う楽しみがあったのでまた何か書くかもです。勿論、当ブログは単行本レビューがメインですので書いたとしても極たまにでしょうけど。
コメント
No title
もう、バリバリに手垢が付いているのかなと思ったけれどもほとんど注目されていなかったので書いてみました。
楽しんで頂けたようで何よりです。
あぁ、確かにうさくんと雨がっぱ先生は両方いいですねぇ。以前のLO掲示板での御二人のやりとりは楽しかったって、そう言えばササナミさんがおにゃのこ化してましたね!
やっぱり作家様のお人柄が伺えるあとがきは読んでいて楽しいですね。まぁ大好きな作家様の場合はブログとかも読んだりしますが、全員やっておられるわけでは全くないので、作家とファンをつなぐ貴重な場だと思うのですよ。
ネタ記事は時々頑張ります(笑。
楽しんで頂けたようで何よりです。
あぁ、確かにうさくんと雨がっぱ先生は両方いいですねぇ。以前のLO掲示板での御二人のやりとりは楽しかったって、そう言えばササナミさんがおにゃのこ化してましたね!
やっぱり作家様のお人柄が伺えるあとがきは読んでいて楽しいですね。まぁ大好きな作家様の場合はブログとかも読んだりしますが、全員やっておられるわけでは全くないので、作家とファンをつなぐ貴重な場だと思うのですよ。
ネタ記事は時々頑張ります(笑。
No title
あああ、へどばんさんにこういう記事を書かれたら、俺は何を書けばいいんだー。
な〜んて。いやぁ、面白い特集でした。
な〜んて。いやぁ、面白い特集でした。
No title
karimikarimiさんに誉めてもらえると、ネタ記事としてちゃんと書けたのかなぁと自信につながります。
ありがとうです。
まぁ、基本的には単行本レビューしか書かないから、こういったキャッチーな話題はkarimikarimiさんにお任せしますよ、ホント!
ありがとうです。
まぁ、基本的には単行本レビューしか書かないから、こういったキャッチーな話題はkarimikarimiさんにお任せしますよ、ホント!
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個人的に好きなのは、やはりうさくん先生の自画像かなあ(ただ現状だとエロ漫画家、という肩書きが危うい…(泣))
雨がっぱ少女群先生の「あったかく、して。」カバー下の自画像も可愛らしくて好きです。
道満先生の日記漫画はわたしも大好きですが、どこかでもうやりたくないと仰られていたと聞きました。残念…。
自画像も含めてエロ漫画家さんのキャラクターって結構気になります。最近はブログ等やってらっしゃる先生も多いですがこういう漫画でのあとがきってなんとなく嬉しいんですよね。
いつものレビューも楽しみにしていますが、ネタ系の記事もまた読みたいです!