シロタクロタ『すけーぷ★ごーと』
今日はクリスマスですね!僕は相変わらず仕事で忙しかったですが、夜は赤ワインをちびちび飲みながら嫁とゆっくりと過ごしています。「どうせ脳内嫁でしょ?」と思った失礼な貴方! ・・・・・・・・・・正解です。
さて本日は、シロタクロタ先生の『すけーぷ★ごーと』(茜新社)のへたレビューです。裏帯のKさんこと喜美さん(短編「いとコンち」に登場)の面白ショートインタビューは必見(笑。
素敵に淫乱なお姉さん達が男の精を気持ち良く絞り取るエロシーンが放つ煩悩刺激力の高さが魅力的な作品集ですよ。
収録作は全て短編で11作。ペンギンクラブを初出とする短編「飼い犬の儀式」のみ18Pで、その他さの作品は全て16Pと、コンビニ誌のシグマ掲載作らしい控えめのボリューム。
ただ、少なめのページ数内で状況設定をうまくこなしながらエロシーンに十分な分量を差し向けるエロ漫画としての構成力は高く、抜き的な満足感はしっかりとあります。
【男女のエロ攻防戦をコミカルに演出】
最古作である短編「飼い犬の儀式」のみかなり陰惨なラストを迎えるダーク&インモラルな作風ですが、その他の短編は純粋な女性側の快楽優先主義が支配する上述のお姉さん筆おろし劇場かカップルさんによるエロコメ作品に大別できます。
タイトル短編「すけーぷ★ごーと」を筆頭にして(←参照)、表帯の訴求文にある通りのエッチな年上ヒロインによる筆おろしエッチに存在感がある単行本ではありますが、後者の作風では男性側にエロの支配権があったりと異なるスタイルを絡めることで収録作品群にバラエティを付与しています。どちらの作風の短編してもシナリオに重点があるタイプではないのですが、如何にしてエロシーンへと導入するのかという点にアイディアを盛り込む技術水準は決して低くなく、コミカルな演出を噛ませながらスムーズにかつスピーディにエロへと話を進めます。
例えば短編「すけーぷ★ごーと」の入れ替わりネタや短編「おためしハニー」の更衣室での羞恥系エッチなど、ワンアイディアに頼って進行するシンプルな作劇ながら、そのシンプルさ故に「もしかしたらこんなエッチなことあるかも?」というご都合主義的妄想を無理なく喚起出来ている印象があります。
個人的にはスポーツ観戦居酒屋で、応援に熱が入り過ぎて主人公(童貞)にビールを浴びせてしまったお姉さんが体を拭いてあげる内に男性の反応に興奮してそのまま筆おろしを敢行する短編「ぶっかけ注意報!?」が最愛(←参照)。サッカーの実況中継とエロシーンの展開を被せる構成が笑えました。ラブ濃度は全般的に希薄ではありますが、責める側にしろ責められる側にしろ性感を存分に享受するヒロインさん達の姿はそれだけで十分に魅力的であると言えましょう。
【エッチ大好き巨乳ヒロイン陣】
ヒロイン陣は、お姉さん筆おろしエッチな作品では20代半ば程度の成人女性が中心であり、カップルさんのエロエロな日常劇ではハイティーンの美少女達がメイン。
エロシーンにおいてメインのセックスアピールとして据えられているのは全ヒロインが標準装備のビックサイズおっぱいであり、乳輪大きめなことに好みは分かれそうですが、その張りと重量感が同居する乳表現のアピール力は弱くありません。逆に言うと、乳房以外の体パーツが活躍することはあまりないです。
また、衣装の豊富さはエロ的に華になっており、カップルさん話ではスク水やメイド服といったあざとい(誉め言葉)コスプレ要素の投入(←参照 短編「かなヅチカナ?」より)、筆おろし話では淫らな年上ヒロインの魅力をアダルトな下着で補強と、作品の傾向に合わせて衣装でのエロ喚起力を増せているのは○。絵柄に関しては決して最先端とは言えないものの、独特の艶っぽさがある絵柄でありながら親しみ易さもあるタイプ。快楽優先の作風には非常にマッチしている感があり、快楽にトロンと惚ける女性の表情は大変魅力的です。
最古作の短編「飼い犬の儀式」のみかなり絵柄が異なっていますが、その他の作品間では後書きで書かれている程画風に幅はなく、クオリティも安定的。表紙・裏表紙の絵柄は中身の絵柄を正確に反映しているので、絵柄に関してはカバー絵で判断して全く問題ありません。
【恋心より快楽を重視なエロシーン】
能天気さの演出のためもあってか、ギャグノリや馬鹿っぽい台詞が絡んでくることに賛否が分かれそうですが、快楽優先主義そのものは揺るがないエロシーンの質と量は十分高水準。
スケベなお姉さんによる超積極的なエロアタックが繰り広げられる脱童貞劇な短編群は勿論のこと、カップルさん話でも主に羞恥系をメインとするアブノーマルエッチが中心となっており、互いの想いをぶつけあうガチンコ純愛エッチをお求めな方は回避推奨。
前者の作品群に関しては、まず戦闘経験皆無の童貞君の包茎ちんこを豊満おっぱいに挟み込んで口技を持ってして1回抜いてあげてから、待望の挿入へ至る多回戦仕様。
後者の作品群に関しては、試着室やらプールやら玄関先やら何時他人に見られるか分からない空間において、男性側がじっくりと女体を弄ってヒロインのおねだりを誘い出しレッツコンバインという構成になっています。
前述のとおりシナリオでのエロへの導入もスムーズながら、エロシーンに入ってからも各種エロ行為をテンポよく投入する安定的な展開力は地味ながら高評価に値します。
定番とは言え、最初余裕で童貞君を翻弄していたお姉さんがエロ終盤では逆に主導権を握られて感じまくってしまう流れも良い意味でエロ妄想に素直です(←参照 短編「すけーぷ★ごーと」より)。陰毛描写も含めリアル寄りの女性器描写も質が高く、直接的な扇情性はしっかり確保しています。外出しフィニッシュもある程度ありますが、中出しフィニッシュが多めでありハートマーク付きの嬌声を口にするヒロインとの結合部をばっちり見せ付ける1Pフルでのフィニッシュはなかなか使えます。
オリジナリティーこそ強くないものの、エッチに積極的なヒロインとのセックスを快楽的に魅せる手腕には確かなものがあり、エロとシナリオの双方に生きてくるアイディア力の高いポテンシャルも伺わせます。
淫乱な年上美女に優しく貪られたい受け気味な貴兄にはかなりの好物件と思いますよ!
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