小島紗『ラブミルク』
鉢植えの桜がついに満開。春ですねぇ。公園で連翹や小手鞠を咲いているのを見ると和みます。しばらく休んで山歩きとかしたいですが、まぁ無理です。
今日は小島紗先生の『ラブミルク』(マックス)のレビューです。25日発売は本当に多かったですが、これでレビューするのはあと1作を残すのみとなりました。
収録作はオール短編11作+お兄ちゃんとラブラブしたくて誘惑しちゃう妹が登場する「ちちんぷいぷい」の後日談のオマケ漫画となっています。
全作、基本的に男と女の甘甘ラブコメ話であり、陵辱行為やダークなストーリー展開などは皆無です。
「ちちんぷいぷい」に代表されるように女性側が積極的にモーションをかける(死語?)ことが多く(←参照、ただしこれはギャグシーン)、逆を言えば男性側は弱気・優柔不断な印象があるので男性側の積極性に期待する人は回避推奨です。全般的に穏やかな雰囲気で緩和されていますが、気弱な男性を拘束し、バイブで男性の菊門を責めながら騎乗位ファック(「愛しのお方は♀♂!?」)なんてのもありますので要注意。
表紙絵(左上参照)はガチの萌え系絵柄と明るくはっきりとしたエロゲ塗り(誤用でしたらすいません)が巧く噛み合っているためアピール力が高めですが、中身の絵柄と多少落差アリ。
全然違うとは決していえませんが、やや安定感に欠ける中身の絵柄の最高レベルが表紙ぐらいと考えて購入を判断しましょう。
ミドル〜ハイティーンの少女の可愛らしさを上手に引き出しているとは思いますが、画力は決して高い方ではありません。ちょっと描線がゴチャゴチャしている印象もあります。
とまぁ、やや絵柄的な訴求力には若干の弱さが認められますが、そこはバラエティ豊かなヒロイン陣で何とか補填。
お兄ちゃん大好きな妹、チビでドジっ娘な世話焼きお姉ちゃん、素直になれない幼馴染、(性的な意味で)ホットミルクが大好きな猫耳少女などなどテンプレ設定ながらヒロイン陣が幅広く揃っているのは十分魅力に成り得ます。
旧型スク水、スパッツ体操服、メイド服(←参照、デリヘルのコスだけど…)などコスチューム面に関しても、僕のようなオタクには馴染み深い鉄板銘柄が揃っています。以上のようなコスチュームやキャラ設定のコテコテ感をどう感じるかが評価の分かれ目と言ってよいでしょう。
美少女達の積極的なラブアタックからあっさりめな恋愛描写を経て突入するHシーンはバリエーション的には不足気味。
互いに性器を弄くり合った後は、顔を紅潮させた二人がひたすらクチュクチュパンパンという質実剛健な構成になっています。
コマを擬音で埋め尽くしながらひたすらに突きまくって最後は中出しという一連の流れは、相応にエロく実用性は低くないと感じますが、面白みに欠けるのもまた事実。
セックスの生々しさとは無縁ながらヌルくはない、典型的なテンプレ萌えエロ漫画のHシーンですのでお持ちの嗜好と照らし合わせてご判断下さい。
注文を付けさせて貰うならば、折角のコスチュームやキャラ設定を活かしきれていないのは残念です。スパッツ娘がスパッツ脱いだら駄目なんですよ!メイドさんがメイド服脱いだら駄目なんですよ!(←のみ霧恵マサノブ『海神』(ヒット出版社)より引用)暴走する腐女子さんを描いた「愛しのお方は♀♂!?」などは逆にキャラ設定を活かしきっているので面白かったです。
個人的にお気に入りは優柔不断な先輩にオパーイアピールで迫る「夕焼けオレンジ」に登場する本村さん(←参照)。
小ぶりな胸な女の子の率が高い今単行本では貴重な巨乳さん(もう一人は「ミ・ル・ク」に登場する猫耳娘)です。胸寄せ上げやセルフ胸タッチで迫る様子が可愛らしいです。ただ、Hシーンでは折角の巨乳はやはり大して活用されていないのには閉口。
普通のコンビニ誌萌えエロ漫画ですので、ストーリーや濃厚なエロを期待しては駄目です。良くも悪くもストレートな作風ですので間口は広いと言ってよいでしょう。その先は浅いですが。
夜のオカズに可愛いらしい女の子とパンパンする作品が欲しい貴殿にはお勧めです。
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