RED-RUM『LOVE・DOLL』
えー、拍手コメントを結構頂戴しているのですが、雑記を書くタイミングと精神状態を逃し続け、レスが物凄く遅れています。全て管理人の怠惰と惰弱のせいであり、真に申し訳ありません。近いうちに書く雑記記事内でレスさせて頂きますので、もう少しお待ち下さい。
さて本日は、RED-RUM先生の『LOVE・DOLL』(エンジェル出版)の遅延気味へたレビューです。色んなレビューが遅れまくりで我ながら情けない・・・。
アブノーマル系のこってりエロに爆乳むっちりヒロインが惚けまくる痴態を楽しみたい貴兄にお勧めな作品集です。
収録作は、それぞれにコンプレックスを抱える、股間に巨大な男根を備えるふたなり美少女(←参照 第1話より)、彼女を性玩具として従える孤独なお嬢様、勃起不能障害(ED)に悩む男子生徒の不器用な愛情と友情の物語な中編「LOVE・こんぷれっくす」、および短編4作。1話・作当りのページ数は20〜24Pで20P作品が大半を占めます。エロシーンの分量は十分にある印象で、抜き物件としての満足感はしっかりあります。
エロの方向性は、中編「LOVE・こんぷれっくす」最終話での上記の3人のコンプレックスが救済され心からの愛情を以て激しくも優しく体を交えるセックスシーンを除けば、脅迫系や強制系がメインでラブ濃度はかなり希薄。
ちょっぴり変態性欲を持っているヒロインがそのアブノーマルな行為さえ圧倒的な快楽に変換して嬌声を上げつつ喜びに咽ぶので凌辱系エロにおける悲壮感はあまりありませんが、表側の帯の訴求文“新凌辱恋愛コミックス”はやや内容とずれているかなぁと個人的には思います。
作劇面に関しては、やや安易に解決されてしまうとはいえ男性側の性的コンプレックスをストーリーに絡め、男性側の“勃起しない”というコンプレックスおよび女性側の“孤独である”というコンプレックスを、女性性と男性性の両側面を持たされたふたなりヒロインが“両性”としての性行為とゆるぎない愛情とによって二人を謂わば“救済”する中編「LOVE・こんぷれっくす」の構図は白眉。
性sexualityと性愛eroticismの全能性を備えるヒロインに対するお嬢様の嫉妬によって引き起こされた凌辱の惨禍を乗り越えて、それぞれが幸せになるハッピーエンドには祝福を呼び込む力強さが存在します(←参照 中編「LOVE・こんぷれっくす」第4話より)。ただ、ストーリーそのものは安定していますが、作画面での盛り上げ方が追い付いていないのは確かで、例えばお嬢様の謝罪とそれを許すヒロイン、そして力強く抱き合う二人を描くシーンは、正直エロシーンを1P削ってもよいので大ゴマを使ってドラマティックに演出して欲しかったなぁと思います。
その他の作品でもエロシーンでも共通していますが、1つの吹き出しに台詞を詰め込み過ぎで読みのリズム感を損なっているのも大きくマイナス要因。
短編4作に関しては、露出などの羞恥系または脅迫系のアブノーマルエロの扇情性を盛りたてるためのシナリオで作劇の妙を求めるのは避けるべきでしょう。
メイド喫茶で働き男性客に笑顔をふりまく姉の姿に嫉妬して弟君が大暴走な短編「メ・イ・ド・レ・イ」こそ、あまりに突発的で整合性を欠いた男性側の怒りの描写がマイナスでしたが、その他の短編ではアブノーマル系の背徳感や異常性を醸し出すことが出来ていたと思います。
ヒロイン陣はハイティーン〜成人女性クラスで女子高生だったりナースだったり会社員だったりとそれなりにバラエティがあります。
全員爆乳クラスのおっぱいを装備しており(←参照 短編「スイーツ・スーツ」より)、そのずっしりとした重量感にあふれた柔らかい双球は大きな魅力になっています。特に下半身回りを中心にむっちりした肢体として描かれますが、がっちりした肩幅などもあってややマッシブな感のある女体なのでスレンダー巨乳さんをお求めの方は回避推奨。むしろその豊満な肢体を征服したい貴兄にはお勧めですよ。
羞恥系プレイで虐められるのが気持ちいい淫乱ナースさんとか(短編「ハルカカルテ」)、露出に喜びを見出す変態さんとか(短編「スイーツ・スーツ」)をさらなる快楽の泥沼へと無残に突き落とす変態チック系でのエロの切れ味はなかなかのもの。
また、スク水中出し(words by あかざわRED先生)も敢行される短編「NABY BABY」を筆頭にコスプレ要素も強めです。なお、全エロシーンの半分程度を占めている中編「LOVE・こんぷれっくす」の各エロシーンには特大チ○コを備えるふたなり美少女・星宮さんがバンバン絡みますのでふたなりが駄目な人は要注意。
上述の通りリズムは悪いものの、ハートマーク大量添加の白痴系台詞の連発でごり押ししてくるエロの陶酔感は実用性の向上に大きく貢献しているのは間違いありません(←参照 中編「LOVE・こんぷれっくす」第4話より)。迫力優先のダイナミックなポージング・構図も持ち味の一つで、女性器を前面に据えてのまんぐり返しや広げられた両足に押しつぶされる爆乳といった直球勝負のエロ要素は個人的には嬉しいところ。
ちょこちょこ絡めてくるアへ顔も変態チックなエロの異常性を強めていますが、官能の表情の演出やバリエーションにはまだ不足がある感じです。
なお、アナルへの挿入・責めが多いので前穴至上主義の方は注意されたし。
どろりとした大量の白濁液が降り注ぐぶっかけ・外出し描写には華がありますが、中出し時にはあまり性液描写は強調されず両者の落差がちょっと寂しいかなとは感じました。
どっちかというと、ふたなりさんの射精シーンにこそ力が入っていたような(笑。
時々ヒロインの表情や、結構重要な引き絵で作画が乱れているのが粗なのではありますが、初単行本であることを考えれば抜き的に十分な水準に達しています。
後書きにて先生が示された気概があればきっと大成されると思いますので、これからも頑張ってキャリアを積み重ねて頂きたいと思います。ネットの隅っこから応援しておりますよ。
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