四万十曜太『ガントライブ』
現在出張中につき新刊レビューが出来ておりませんので、この際お気に入りの過去作レビューをしようという試み中でございます。当レビューは予約投稿にてお送りしております。御免なさい。
さて本日は、管理人が大好きな作家様の一人、四万十曜太先生の『ガントライブ』(オークス)のへたレビューです。オークスさんは単行本数巻になる長編作をやってくれるところが大好きです。
謎の悪の組織や暗躍する政府の犬(獣耳娘的な意味で)、特殊な銃に代表される各種ギミックなどが光るB級マカロニウエスタン風味と先生お得意の女体のたっぷり感が嬉しい濃い口エロが楽しめる作品です。お勧め!
収録作は、捻くれた性格ながら意外に好人物でもあるガンマンのドライブと、わけあってその従者となった勝気なインディアン娘マティ(←参照 第1話「少女とガンマン」より)の二人のそれぞれの復讐劇を描く長編作「ガントライブ」第1〜8話(以下続刊)および独立短編1作。1話・作当りのページ数は16〜26P(平均20P強)と決して多くはないのですが、エピソードを積み重ねて話を広げていく構成が今のところきっちりハマっておりドキドキワクワクの読み心地が味わえます。
人さらいを生業とする非道な組織や西部の荒れくれ者共が登場するため、鬼畜・凌辱系のエロが描かれることもありますが、ベースは主役二人の珍道中をコミカルに描くガンアクションもの。
今単行本は長編の第1巻にあたる巻であり、マティの持つ背景や舞台設定の説明などがされるものの、ストーリーはまだ動き始めたばかりという感じです。
噛み合っているんだかいないんだか分からないコンビに、先生お得意の淫乱獣人さんな特務保安犬アニー・オークレー(←参照 第2話「魔銃とチラリズム」より)や淫乱お姉さんの情報屋ジェミナなど魅力的なキャラクター達が絡んでいく展開はドンドン話を広げようとする勢いが感じ取れて好印象。悪の組織、それを追うドライブとマティのコンビ、さらにそれを追う保安犬と豪快に風呂敷を広げた威勢の良さは気持ちよいですが、果たしてどう話を畳んでくるのかというのは期待7割心配3割という感じです。
既往の作品の多くは淫乱さんと激しいエロシーン、およびユニークな設定によるカオティックな疾走感で押しまくるタイプながら、前単行本『ぱいまにあ』(オークス)収録の中編「逝きてまた帰る」(全3話)ではグサリと胸に刺さる悲しいドラマを描き切る手腕を示したので、その構成力をこの長編でも是非期待したい所。
いかにもB級西部劇といった感じの各種武器を登場させ、ちゃんと迫力と勢いを以て描かれるアクションシーン(←参照 アニー大暴れ 第3話「人さらいと保安犬」より)を邪魔にならない程度に含めているのが話をしっかり締めています。また、スプラッターなどの行き過ぎた表現はありませんが、特に凌辱関係では結構陰惨だったり暴力的だったりする表現も散見され、エロス&バイオレンスが売りのアクションエロ漫画としても完成度を高めています。
ただ、アニメ/エロゲー絵柄に近い柔らかいタッチの絵柄やどこかあっけらかんとした空気が終始漂っているので精神的負荷が高すぎる深刻なストーリーではありません。凌辱系がキツイと難しいですが、割合気楽に読める部類の作品です。
保安犬アニーは四万十先生の描くいつもの獣人娘と同様、むっちりした肢体に爆乳が加わる肉感たっぷりの肢体の持ち主。それに比べると正ヒロイン?のインディアン娘さんは細めではありますがこれまた巨乳の持ち主です。
その豊満な肢体で男の欲望を全て受け止め、むしろ逆に貪欲に精を貪る明るい性格のアニーも(←参照 一応強姦されとります(汗 第7話「賞金首と保安犬」より)、ドライブに性感を開発されながらツンツンした態度を崩さないマティもどちらも魅力的なキャラ付をされています。今単行本の終盤ではあまりマティがエロ的にもお話的にも活躍していないのは残念ですが。
卑語・猥語をバンバン投入する台詞の異常なテンションの高さからすると、アニーが野郎どもにいやらしいコトをされて乱れまくるエロシーンの方が先生のモチベーションが上がっているようですが、基本的に男の獣欲をストレートに女体に叩き付ける激しいセックスシーンが多め。
いまいちダイナミックな動きの演出力には欠けていますが、ムチムチボディが快楽に悶え、跳ねる様子は十分扇情的でありしっかりと抜けます。
あまりの快楽(または苦痛)に白目を剥くシーンや所謂“レイプ目”になるシーンが多いのは賛否が分かれそうですが、それだけ強烈な肉の交わりなんだと読み手に伝える説得力は少なからずあります。
ただ、強いて文句を言わせて頂ければ、何でこんなビックサイズおっぱいを持ちながらパイズリ描写がこんなに少ないのだという程度ですが、まぁ、これは単に僕の好みなので置いておきましょう。
また、行為の激しさの割に液汁描写は弱めで、中出し中心のフィニッシュシーンにおける白濁液の量的な物足りなさは少し不満。ただ話数が進むにつれ量が多くなっている様な気もしますが(笑。
まだ、キャラクターの顔見せとガンアクションドラマの状況説明に終始した第1巻ではありますが、「これからいくらでも面白くなりそうだ」と読み手に期待を持たせる展開が楽しめます。早く2巻でないかなぁといつも思ってます。
四万十先生のこれまでのエロ漫画が好きならば抜き物件としての評価の高さはまず揺るがないでしょう。読んで楽しく使えて楽しいエロ漫画としてお勧めしますよ!
全くの余談ですが、四万十先生の作品にはよく顔を出すトナカイ娘のクリスさんと褐色肌なロリメイドさんのシーナさんは大好きなキャラだけに登場するか否かが気になります。多分登場しないでしょうが、あの二人なら時空すら超えてくれそうなもので(笑。
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