赤銅茉莉『マシマロすてでぃ』
ここ数日仕事が詰まっていまして更新時間が遅くなっています。すいません。何より一番心配なのは、ただでさえ低いレビューの質が眠気と疲労でさらに低下しないかということです。
さて本日は、赤銅茉莉先生の『マシマロすてでぃ』(コアマガジン)のへたレビューです。同じくコアで活躍するいけださくら先生(共に女流)がお好きなら結構お勧めです。
おっとりお姉ちゃんやツンツンした委員長さんなどキャッチーなヒロインさん達とのラブラブ&こってりなエッチが楽しめる作品集ですよ。
収録作は、おっとりした性格の姉とその弟の相思相愛幸せHな「微熱sister」全2話(←参照 第2話より)、素直になれない性格の娘さんとその祖父が会長を務めるジムの強豪ボクサーとの試合後のひさびさご褒美Hな「8オンスの誓いごと。」+描き下ろし後日談「ファイトマネーで買いました!!」(10P)、エロ本の没収から始まる生徒会会長と副会長の暴走初Hな連作「彼女と彼の」シリーズ、無愛想な男性家庭教師とこれまた無愛想で無表情な(に見える)女生徒の初々しい恋愛模様連作「アップ!」シリーズ、および短編2作。描き下ろし短編を除き、1作・話当りのページ数は20〜24P(1作除き全て24P)と適度なボリューム。連作が大半なので個々の作品にも多少読み応えはありますが、むしろエロのボリューム感による満足が先行している印象です。
シナリオに関しては、ハイティーン中心の若い男女の素敵に甘い恋愛模様を描くタイプのみで構成され、読み手の心に引っ掛かるような深刻さや暗さはほとんどありません。
魅力的なキャラ立てをされたヒロイン達が恋愛におけるちょっとした難事に戸惑ったり(←参照 短編「ため息・ボーダーライン」より)恥ずかしがったりしながらも、伸びやかな恋心で構築していくトキメキ空間は十分魅力的。また、連作が多いことからキャラクターの(特にヒロイン側の)お付き合いへのキュートなリアクションが十分な分量で描出できており、キャラクターの魅力を高めると共に、乙女チックに素敵なハッピーエンドへのスムーズな流れを強めています。
物語開始時点で既にほぼ相思相愛状態だったり、すでにカップルさんだったりという作品ばかりなので、男女二人の思いが障害を乗り越えて結ばれる力強いラブストーリーを求めるのはNG。
また、作品によってはかなり安直な展開でエロシーンに突入しますので、シナリオ重視派にもそこまで強くは勧められない印象もあります。
恋に一生懸命なヒロイン達が穏やかに牽引する恋愛劇が読みたい貴兄には好物件ですよ。
個人的には、真面目な性格ゆえにツンデレ気味な対応をしてしまう「彼女と彼の」シリーズのメガネ委員長玲音ちゃん(←参照 「彼女と彼の論争点」より)と恋に可愛らしくうろたえる小動物系ちびっ娘巨乳のネコ先輩がキャラ的には最愛。絵柄に関しては女流作家さんらしく、丸みの強い線や温かみを感じさせるトーンワークを多用します。
美しくというよりは可愛らしく描かれるハイティーン女生徒さん達は、健康的な肉付きの良さがあり、並の上限〜巨クラスのおっぱいと併せて適度にむちむちっとした感じが出ています。
個人的には所々で効果的に挿入されるぽってりとした唇が大変キュートに映り、エロシーンでもいいアクセントになっているように思いました。
なお、気弱なメガネ男子が登場する短編「よごれたてのひら」を除けば、ヒロインに比べて男性をかなり大きくがっちりとした体の持ち主として描くのが大きな特徴。
少女漫画等でよく見られる線の細い美形の顔とがっちりとした体躯の組み合わせに違和感を覚える方もいるかもしれませんが、エロシーンでも良くも悪くも男性の体は目立ちませんのであまり気にしなくても大丈夫かと思われます。
上述の通りエロシーンには十二分な分量が振り向けられており、ほぼ全ての作品でキュートのヒロイン達を快楽に染め上げる多回戦を展開します。
豊潤な液汁描写や嫌味にならない程度にねちっこい互いの前戯などエロへの味付けはそれなりに濃い目ですが、セックスシーンにおいてもラブい雰囲気はしっかり持続しておりラブラブ和姦スキーには嬉しい所。
顔全体を紅潮させたり、涙で瞳を潤ませたり、時にお口を所謂ほにょ口気味にさせたりで、ヒロインさん達が愛の営みでしっかり快楽を味わえている様子(←参照 短編「8オンスの誓いごと。」より)を表現できているのも雰囲気の良さを高めています。たっぷりおっぱいの頂点にあるさくらんぼやツルツルお股の中心に咲く花弁などの局所描写も巧く、それらを舐めたり摘まんだりするシーンの煽情性も◎。
個人的に感心したのは、パイズリで射精したらおっぱいに、フェラで射精したらメガネの縁に、1回中出ししたら媚肉の周囲に、しっかりと白濁液の付着を残しつつ、さらなる抽挿と射精でホワイトソースを追加でデコレーションという、細かいながらも実に心憎い配慮。実にありがたいです。
フィニッシュは一部を除いて中出しで、大ゴマ〜1Pを用いて絶頂を迎えるヒロインの中に大量の白濁液を注入&膣外噴出させる様は実によい抜き所でした。
キャラクターの魅力で話とエロを引っ張り、奇を衒わない基本に忠実なエロ展開を十分なボリュームで提供するという、実にコアマガ系列らしい万人向けする作品集です。
現在の作風でも十分魅力的ですが、心情変化の描写を伴うシナリオの味付けの強化とエロを含めて変化を付けるワンアイディアの盛り込みでさらなる飛躍を図って頂ければ幸いです。
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