大波耀子『センセイとイイコトしよっか』
昨日の記事でサントリーのエーデルピルスと書きましたが、サッポロの大間違いでした。ぎゃー。僕も黒ラベル派なのに!師匠を含めてサッポロ派の皆様すいません。あと、最近出た缶の赤星(サッポロラガー)も美味しいですよね。
さて本日は、大波耀子先生の『センセイとイイコトしよっか』(エンジェル出版)のへたレビューです。前単行本のレビューは我ながら酷い出来で書き直したいくらいです。
穏やかな雰囲気に包まれた中、エッチなお姉様ヒロインに性的な意味で美味しく食べられたい貴兄にお勧めです。
収録作は全て短編で9作。初出が2005年9月〜08年5月と広めですが、(特にエロシーンの)絵柄の変遷はあまり無いので気にしなくても大丈夫でしょう。
1作当りのページ数は全て20Pと平均的なボリューム。エロもキャラも話運びもテンポ良く魅せるタイプで、重過ぎも軽過ぎもしない読み応えです。
端的に言ってしまうと、ふとしたキッカケで男性が年上のヒロインとセックスする美味しい事態に巻き込まれるお話が中心です(←参照 オチが楽しい作品 短編「Sister? Sister!」より)。今単行本に収録された短編「Pleiades〜プレアデス〜」の様に男女の思いの交わりを魅せるために体の交わりを描くタイプの先生だと思っていたので、愚直なまでに抜き物件を追求するエンジェル出版様で上手く咬み合うのか?と読むまで疑問に思っていたのですが、恋愛感情の機微の描出を特にヒロイン側の率直な性欲の描出に切り替えることで抜きに使いやすい作風に調整してきたのはなかなか上手いと思いました。
敢えてジャンル分けをするならエロコメ・ラブコメに該当するとは思いますが、笑いを誘うシーンも多いのにコメディとして弾ける感じは強くなく、何処となく落ち着いた雰囲気が終始漂っています。
また、描かれるセックスはヒロイン達が自身の幸せな人生を謳歌するために必要な行為であって、男に身も心も全て与えて満足させる行為というわけではありません(←参照 デリヘル嬢として働き続ける昔馴染み 短編「腐れ縁デリバリー」より)。デキる美人課長と部下の男性が登場する短編「前略、課長殿。」のように、ラブいまとめ方をするケースもありますが、あまり男女が好き合うラブラブ濃度は高くなく、ふとしたキッカケで交わした激しいセックスが恋もエロも全て円満解決してくれるという甘い幻想を許容してくれる作風ではあまりありません。
というわけで、前単行本の様な微笑ましいラブストーリーを求めているとちょっと落胆する可能性がありますが、エッチなお姉さんと後腐れのないエロエロ行為をサクサク味わうにはむしろ好適と言えるでしょう。
男性教師と女生徒のちょっと不思議な逢瀬を描く短編「センセーのお仕事」を除き、ヒロインは男性と年上か同じくらいの年齢の設定。
ハイティーン〜20代後半のお姉さんキャラ達は掲載誌のニーズに合わせてか巨乳さんがほとんどで嬉しい所(←参照 「ONE'S TEACHER」より)。逆に、既刊に登場する並乳美少女さん達をこよなく愛する貴兄には年齢的にも体型的にもちょっと厳しいヒロイン陣かもしれません。キャラ作りの巧さは相変わらずで、余談ですが短編「Who are you!?」や「前略、課長殿。」を読んで、大波先生は酒癖の悪いおねーさんを魅力的に描くのが上手いなぁと思いました。
TL物でも通用しそうな女流らしい絵柄であり、ふんわりとした優しさと凛とした美しさが同居する魅力的な作画と感じます。
そのキュートな絵柄で描かれるヒロインの痴態は大変エロチックであり、元々多いとは言えないページ数以上にエロシーンのボリューム感を感じさせないとは言え、十分すぎる程抜けます。
漫画チックに楽しく変化するヒロインの表情がいざエロのスイッチが入れば、瞳は焦点を失い顔全体を紅潮させる淫らな表情はエロシーンにおける大波先生の強い売りの一つ(←参照 「カテキョにおまかせ」より)。上述の大きめおっぱいは「ふにょん」とか「だぷん」とかいった柔らかそうな擬音を出しながら男性の指やティンコを受け入れてくれ、おっぱいスキーにもストライクボールを投じてきます。
さらに、ちと修正が強めですが、溢れんばかりの熱気と汁気にトロットロに蕩けた媚肉の表現が実にエロティックで直接的な扇情性も強いのは実用性をしっかりサポートしてくれています。
ただし、抽挿シーンにおいて男性の体がほとんど描出されず、互いの体がダイナミックにぶつかり合う激しさはあまり表現できていないのでガチの肉弾戦好きにはちょっと物足りないかもしれません。
さらに余談ですが、大波先生の描く足の動きというかストッキングやソックスの中で強張るつま先に個人的にはエロスを感じます。
叙情的なエロとストーリーを得意とする先生ががっつりとしたエロを重視する媒体で連載する上で、考え得る最良の落とし所のスタイルを選んできたという印象で満足しています。
個人的にはモエマックスでの作風とこちらの作風の両輪を今後も回し続けてくれると非常に嬉しいです。
コメント
コメントの投稿



