小暮マリコ『コイノハナ』
新発売かと思ったら缶での販売再開だった缶から直で飲んじゃうので特殊な注ぎ方の実践は次回以降にしようかなと。
さて本日は、小暮マリコ先生の『コイノハナ』(ティーアイネット)のへたレビューです。ジェームスほたて名義の作品群も好きですが、やっぱり黄色い楕円が付いてる方が大好きです。
肌の熱が籠ったかのような空気感の中、むちっとしたナイスバディのヒロインさん達がラブラブで濃ゆいエッチを繰り広げる作品集です。
収録作は、姉弟同然に育った従姉弟が別離の危機を乗り越えて姉弟から恋人同士へと恋のステップを駆け上がる「姉じゃなくなる日」前後編(←参照 後編より)、および短編7作。1作・話当りのページ数は20〜24P(平均22P強)とTI作品にしては少なめながら標準的なボリューム。
読んでいるこちらが恥ずかしくなるような恋愛ドラマと可愛い女の子がグッチャグッチャに乱れる痴態の組み合わせが相当強力で、読後の満足感はかなり強いです。
シナリオの作風に関しては、前単行本『夕立が止む前に』(ティーアイネット)での傾向を引き継いでか時々変化球を絡めますが、登場人物達の伸びやかなエッチへの興味と真っ直ぐな恋心(←参照 短編「みなみちゃんの恋人」より)を軸とする恋愛ストーリー。絵柄が作り出す優しく温かい雰囲気やちょっぴりコミカルな仕立て方も光りますが、割合シリアス要素も強いハートフルなラブストーリーですので、大笑いできる能天気なラブコメを楽しみたい貴兄は注意されたし。
マークなしの方でも同様なのですが、考えようによってはかなり陰湿な要素(例えば短編「フクミミ」の大橋さんの心理、短編「ちびすけ観察日記」のヒロインちびの兄の行動など)を話に含めてきます。
勿論、そういった障害を恋愛の力によってねじ伏せてハッピーエンドを迎えるので作品通しての暗さは少ないですが、恋愛ドラマの“痛み”に敏感な方は評価に響くかもしれません。また、物語開始時点で既に相思相愛に近いカップル一歩手前のコンビが多いので、恋愛感情の発達を丁寧に描くドラマを期待するのはNG。
放送部員の兄が全校放送で妹への愛の告白を宣言するロックな短編「フクミミ」、からかいの中に本音をたっぷり詰めたラブい台詞を連発するヒロインみなみちゃんとネットで学んだちょっと間違った性知識で一生懸命頑張る少年のニヤニヤ系ラブストーリー短編「みなみちゃんの恋人」などがシナリオ的には大好きです。
登場するヒロインはハイティーンクラスの女生徒さんor推定20代半ばクラスのお姉さんキャラ。全ヒロイン共通して、服を脱ぐ前から確固とした存在感を示す、実に柔らかそうなたっぷりおっぱいの持ち主(←参照 短編「トキ×ドキ」より)。
細かい描線を高密度に詰め込みながら温かみのある絵柄にも関わらず、性器結合の描写にこれでもかと重点を置くスタイルなので、揉んだり吸ったり挟んだりのおっぱいの性的ツールとしての活躍はちょっと乏しいのは残念ですが、各種液体に濡れる巨乳の扇情性はおっぱいスキーには鼻血モノであるのもまた確か。
なお、ヒロインさん達のお股にはサラサラとした草原が広がっているのでツルツルじゃなきゃご飯が食べれない貴兄は要注意です。
エロの濃さでは定評のあるMujinで人気を獲得しているだけあって、いざエロシーンに突入すれば激しいセックスを濃い味付けでご提供。
甘美な蜜をたっぷりねっとりと分泌する淫靡な秘所にティンコを激しく出し入れし、エロい水音を出しながら愛液が飛び散る汁気たっぷりの性器結合アップの本能丸出しなエロスは正に一級品。
その様子とやはり濡れた双球、そして快楽に呆けただらしない表情を同時に魅せるいい意味でえげつない構図が多いのも実に嬉しい所(←参照 短編「ちびすけ観察日記」より)。「らめぇぇ」系の派手で白痴じみたエロ台詞を連発させる展開が多く性欲中枢をばっちり刺激してくれますが、短編「最終バスの彼女」や「水玉スパイラル」のように敢えてヒロインに台詞を我慢させるパターンも貴兄の支配欲・嗜虐欲を軽く満足させてくれるでしょう。
溢れる恋心を起点とする行為の激しさのあまり、子宮内までティンコが侵入したり、あまりの性感に所謂“レイプ目”になったりするケースもあるので、この辺りはご自分の嗜好と相談して購入を判断して下さい。
また、短編によっては恋愛ドラマにページ数を多く用いてエロシーンが短くなってしまっているものもあります。こってりエロなので短めでも十分抜けるとは思いますが、個人的にはもうちょっと長くてもいいのでは?と思った作品が何本かあります。
個人的には小動物系の巨乳ちびっ娘(ちょっとマゾさん)があまりに(性的な意味で)美味し過ぎる短編「ちびすけ観察日記」と上述の短編「みなみちゃんの恋人」でがっつりと丼飯を頂きました。
修正のキツイマークなし作品で習得した恋愛ドラマとエロの魅せ方の技巧と、Mujinで習得した変態チックも厭わない濃い口エロへの踏み込みがうまく融合している感があります。
良くも悪くも軽快感はないですが、多くの方が楽しめる単行本だと思いますよ。
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