堀博昭『僕の愛玩具』
やっとサンホラの新譜『Moira』をじっくりと聴けましたが、3rd以降では最高傑作なんじゃないかと個人的には思います。ラストソングのクワイアの厚みの凄いことと言ったら!あと、若本さんの「捕えろ!」がカッコ良過ぎです。
さて本日は、堀博昭先生の『僕の愛玩具』(クロエ出版)のへたレビューです。今週は抜き物件の当り週ですなぁ、ありがたや。
ヒロイン達の、全ての理性を放棄したかのような絶叫系エロ台詞に彩られる、勢いの良いエロシーンを存分に楽しめる作品集です。
収録作は、爆乳の持ち主のツンデレ剣道教師を主人公が姦計を巡らせてモノにする中編「先生観察日記」全3話(←参照 第1話より)、優等生な女子中○生二人を中年痴漢男性のねちっこい責めと予想外に周到な奸策とが快楽の奴隷に陥としめる中編「Stand by me」全3話、および短編3作。1作・話当りのページ数は16〜28P(平均23P強)と標準より少し上ぐらいのボリューム。エロシーンの分量が占める割合が高く、実用的読書のお供としての満足度は高いです。
シナリオの作風に関しては収録作間で結構幅があり、脅迫系凌辱劇の体裁を取りながら“愛の証”と書いて“ザーメン”と、“奴隷”と書いて“こいびと”と読ませる、圧倒的な性の悦楽と平和に歪んだ愛情に支配された不思議ピンク空間を描く中編「先生観察日記」、中年男性の痴漢集団がヒロインズの身も心も徐々に支配し、その友人関係や家族関係まで崩壊に導くドス黒さを纏った精神凌辱劇「Stand by me」が好対照。
ダメ学生の悪戯から始まったエロ妄想を綴ったノートの人妻との奇妙なやりとりを描く短編「delusion's note」(←参照)に代表されるように、シナリオの方向性や中編・短編の構成に関わらず、エロシーンやそれに付随するするシナリオの過激性や煽情性を段々と高めていく構成が読み手を強くひき付けます。短編「delusion's note」での、互いの妄想を味わうという背徳的ではありながら閉塞的な欲望が鬱積し、そのドロドロに発酵した肉欲が一気に爆発して人妻さんとの激しいエッチになだれ込む構成は実に見事。
また、中編2作に関しては、精神支配の陰湿度に大きく差がありながら、身も心も男の与える快楽に耽溺するヒロインコンビが野郎達の肉棒に全身を嬲られるという図を同じくする、最終話の乱交シーンが共に圧倒的なエロの攻撃性を誇ります。
中編「Stand by me」を除けばあまり悲惨な感じはなく、読み手の心理的負担はあまり重くありません。一応、(ちょっと奇妙な)愛で結ばれるラストもありますが、恋心というより性的快楽の描写が主なのでラブい雰囲気を期待するのは不可。
中編「Stand by me」では大人しい性格の貧乳中○生とその親友の巨乳中○生のヒロインコンビが登場しますが、その他の作品では巨〜爆乳の年上ヒロインが登場(←参照 何だこの阿呆な台詞(誉めてます) 「先生観察日記」第1話より)。年上ヒロインに関しては、女教師、人妻、実母、兄嫁と定番設定を押さえており個人的には嬉しい所。逆を言うと、エロ漫画的には最もポピュラーなミドル〜ハイティーンはほとんど登場しないのでその年齢層の美少女が大好きな人にはちょっと進め難いのは事実です。なお、前単行本の『烙淫学園』(クロエ出版)はそちらの年齢層中心の単行本ですのでチェックしてみても良いでしょう。
ヒロインでは無いですが、短編「絆」(余談ですが冒頭のシーンの破天荒さに度肝を抜かれました)は兄嫁に調教される女装少年の(性的な意味での)逆転劇。1作のみとは言え、好みが分れ易いジャンルなので苦手な方は一応注意して下さい。
ごっちゃりした線画が猥雑感を醸し出す絵柄はベテランの先生だけあって安定しています。表紙絵は中身の絵柄に比べてかなり艶が過剰なので、裏表紙のコマサンプルをご参照することをお勧めします。
性感に囚われ溺れていくヒロイン達を魅力的に描けていますが、心理描写に対する踏み込みが弱めで、倒錯的な行為に伴うべき背徳感が足りていない作品もあるのがちょっと残念。
余談ですが「先生観察日記」の主人公田村君がなかなか台詞の面白いキャラクターでお気に入り。
十分な分量を確保されたエロシーンはかなり濃い口。ビックサイズのおっぱいがダイナミックに揺れる肉弾戦を力強く描きつつ、露出プレイとか痴漢といったマニアックなシチュエーションによる味付けや脇舐めとかアナル舐め強要とかこれまた変態チックな行為を絡めてくるのが面白い所。
ヒロイン達が築き上げてきた年上としての威厳や優等生の立場を全て崩壊させるかのように、白痴じみた嬌声のみを絶叫し続けるヒロイン達の痴態(←参照 これでもかなり大人しい方 「Stand by me」中編より)の狂気にさえ迫る強烈なエロスは貴兄の嗜虐欲・支配欲を大いに燃え上がらせること間違いなし。今単行本の最大の見せ場と言って良いのは、濃い顔の中年男性軍団の黒い策謀が結実する中編「Stand by me」最終話の大乱交シーン。
完全に精神を陥落された少女達が、失われた日常への憧憬や明かされた姦計への憎悪など全てを振り切り、卑語を絶叫しつつアクメを迎えるダブルヒロインの両穴に中出しフィニッシュをド迫力で描く見開きラストへと激情的に疾走するクライマックスに管理人の股間はスタンディングオベーション(下品。
個人的には非常に美味しくご飯を食べさせて頂きましたので、未曾有の快楽が美少女の心を塗り潰すエロ展開でガッツリ抜きたい貴兄にはかなりお勧めの中編作品でした。
勿論、他の短編・中編も実用性はかなり高いので購入後長きに渡って抜き物件として活躍してくれることでしょう。
「最近ちょっと性欲を持て余し気味だなぁ」という貴兄は是非どうぞ。絵柄がハマれば、描かれたこってりエロスが存分に貴兄の精を吸い取ってくれることでしょう。
エロへ向けての展開が光る短編「delusion's note」、とにかくエロ過ぎる中編「Stand by me」「先生観察日記」が個人的なお気に入りです。
コメント
コメントの投稿



