しいなかずき『狩乳遊戯』
本業の方の仕事量がエライことになっていまして、仕事逼迫→帰宅深夜→更新深夜→寝不足(以下延々ループ)という有様です。深夜帯の更新ばかりになってしまって申し訳ないです。
さて本日は、しいなかずき先生の『狩乳遊戯』(キルタイムコミュニケーション)のへたレビューです。
痛快なまでにカオティック&ハードコアなエロ漫画であり、過激なファンタジーエロを愛する貴兄はマストバイな作品集です。
収録作は、表紙絵の爆乳獣人娘さんが男に騙されて肉奴隷調教を受け、それを救わんと妹分のフタナリ獣人娘が闖入のドタバタ劇「狩って飼われて」シリーズ全4話+おまけ1作、および短編4作となっています。
1作当りのページ数は12〜20Pで、平均17P弱と平均以下クラス。ただし、描かれるエロの強烈な倒錯性故に読み応えは決して弱くありません。
なお、カラーページが1Pもないというのは少し残念です。
←のコマ(短編「永久にいとしく」より)に今単行本の魅力の大部分が集約されていると言っても過言ではなく、ファンタジーであるという特性をフル活用した特濃の変態エロが縦横無尽に展開されます。性器拡張は朝飯前で、アナル、乳首(乳腺)、子宮口、そして尿道など様々な“穴”を押し広げ、肉棒やら触手やら拳骨(フィスト)をねじ込み、果てはフタナリ娘によるセルフ挿入すら敢行する容赦とか遠慮とかがゼロなエクストリームさは大変素晴らしいです。
個人的に、キルタイムにおいて乳姦といえばオオハシタカユキ先生、尿道責めといえばおおたたけし先生なわけですが、その両方ジャンル(?)とも二人の先生に肉薄するほどの強いコダワリと実用性の高さを備えて描かれています。
「狩って飼われて」シリーズでは話が進むにつれて行為が加速度的に過激になり、最終4話ではヒロインが両乳首と膣内にイボイボ触手を挿入された状態で尿道を二本刺しされて大絶頂という、普通のエロ漫画をお探しの方には狂気の沙汰としか思えない物凄いエロシーンが展開されます。
征服欲、変身願望、嗜虐/被虐欲、肉欲など様々な欲望が煮詰められた極上のカオティックさはマニア垂涎の仕上がりですが、やはり抵抗感や不快感を喚起する描写があるのは事実です。
奴隷の男の子と成人男性が魔法によって互いにフタナリ化して激しい愛の交わりを行う短編「たいせつな気持ち」(←参照 可愛らしいですが男の子です)に代表される様にフタナリ成分はそこそこ強め。また、「狩って飼われて」シリーズのおまけ描き下ろしでは、臨月にも関わらずズンパンやっていたらまさかの出産シーンという超変化球。
なお、拡張系統ではあくまで快楽優占主義であり、絶叫こそあがるものの、それは苦痛を超えてしまった先にある圧倒的な性感によるものであるため、そこまで陰惨な印象はありません。
丁寧な局所の描き込みのために、むしろグロの一歩手前に近づいているといっても過言ではなく、前述の様々な特殊プレイを許容できる方のみが楽しむべき作品といえましょう。
とかくエロは文句なしに過激ですが、シナリオは短編「ペットブローカー」を除けばまさかのコミカル&ハッピー路線です(←参照 シリーズ4話「狩って飼われて+1〜従います〜」より)。悲惨な鬼畜・凌辱劇でも良かったと思いますが、その読み手と登場人物に優しい終劇は、こってりとした中華料理をたらふく食べた後に差し出されるキンキンに冷えた烏龍茶のようで、読後感を大変爽やかにしてくれます。
読み手の極端な欲望すら受け止める素晴らしき女体という幻想を貫徹する上では、単なるご都合主義以上の意味合いがあるラストとも言えましょう。
ただし、ハードなエロオンリーで真っ向勝負な作品集であり。シナリオの扱いはほとんどの作品で非常に軽微であることは注意です。
絵柄はスタイリッシュな当世風二次元絵柄であり、単行本通じて安定。巨乳〜爆乳(場合によっては超乳クラスも)のエルフ耳さん、獣人娘さん、兵器少女などのファンタジーキャラを可愛らしく描いています(←参照 シリーズの正ヒロインさん シリーズ4話「狩って飼われて+1〜従います〜」より)。また、ヒロイン陣(一部♂)のキャラクターをとても愛らしく描けていると共に、特にエロシーンでの表情の表現力が◎。
特に「狩って飼われて」シリーズの正ヒロイン、シエラさんが体を開発し尽くされたため、特大フタナリちんこをねじ込まれても平然とした顔をするものの、尿道にねじ込まれるやいなや理性が弾け飛んだ様なアへ顔を見せる変化はとても面白かったです。
個人的には2008年下半期ベスト10への入選がほぼ確定しているぐらい今単行本が大好きですが、実用面で人を激しく選ぶのは確実です。
先生のあとがきによると、これからもアブノーマル路線を押し進められるようで、その姿勢に対して是非にエールを送らせて頂きたいですなぁ。
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