あきやまけんた『メイドdeラプソディー』
初音ミクさんがメンテ中なのでレビュー書く時のBGMに困っています。まぁ、好きなメタルを聞けばいいのですが、メタルを聞くとそっちに集中しちゃうので(汗。ニコ動の雌豚閣下の曲とか聞きながら書いております。
さて本日は、あきやまけんた先生の『メイドdeラプソディー』(ヒット出版社)のへたレビューです。上半期のレビューに間に合いませんでしたが、理由はお察し下さい。
エロを取ったら何も残らないという類の作品ながら、それ故サクサク実用的読書に供するには最適とも言えるでしょう。
収録作は、ある日行き倒れになっていたメイドさん(←参照 一応メインヒロイン 第1話より)を助けたことで始まるドタバタ生活な中編「メイドdeラプソディー」全4話、および短編3作となっています。1作当りのページ数は24〜40P(平均28P)と十分なボリューム感があります。その豊富なページ数をほとんどエロシーンに振り向けているので、エロ重視派にはプラス要因でシナリオ重視派にはマイナス要因といったところです。
中編の「メイドdeラプソディー」および短編3作共に、シナリオ的に見るべき箇所はほとんどなく、作風問わずご都合主義展開・テンプレ展開を臆面も無くぶつけてきます。
「メイドdeラプソディー」はタイトル通りの正に狂騒曲。1話ごとに新キャラを投入し(←参照 ヒロインのお姉さん 第2話より)、エッチにお馬鹿にシナリオを動かし、最終話のヒロイン4名+主人公の大乱交延々23Pにつなげるテンションの高さは悪くないです。ただ、主人公とメイドの静音さんが最終的に愛で結ばれるラストは、その恋愛感情の発展の描写をオミットしまくったためにかなり説得力に欠けています。
キャラクターの設定等もシナリオやエロのシチュエーションに巧く絡められておらず、漫画としての構成力にやや不満は残ります。
人によって意見は分かれるとは思いますが、いっそさらにシナリオを削って完璧にエロ優先に走るのがベターかなと個人的には思います。
各短編は、エッチ大好きなロリ娘コンビとお気楽3Pの「ミルクちょーだい!」(←参照)、エッチな巫女さんと責めたり責められたりな「あたるも八卦」、そして男たちとまぐわいを重ねる優等生少女をインモラル&ダークに描く「天使の顔した」と作風やヒロインのキャラクターは様々です。そのバラエティー感が個人的には結構好きで、強要系・ダーク系を描いてもあまり陰惨な印象がない読後感の良さは共通しています。(シナリオがあまりに軽いためでもあるのですが・・・。)
「ミルクちょーだい!」のツルペタチビッ娘を除いて、ヒロイン陣の体型的な造形はエロ漫画的にはごく標準的なスレンダー巨乳さん。
複数人プレイで視覚的な豪華さを確保したり、コスプレ要素を絡めてみたりと(←参照 台詞が死ぬほどベタで大好き 短編「天使の顔した」より)とエロのシチュエーションを広げようという努力は買います。野郎の方はちと微妙ながら、クサみの少ないプレーンさがありながら適度に生々しい淫靡さもある女性器描写も悪くないです。
ただ、とにかく量で押し切っている感があり、エロの描写力にここぞ!という売りがイマイチ感じられないのが残念。エロシーンのコマ割りの単調さも個人的にはマイナス評価です。
抜きに使うのには全く問題ないですが、もうちょっとオリジナリティーが欲しいというが本音です。
前作『Love-mix』(ヒット出版社)の絵柄こそ記憶に残っているものの、その内容をほとんど思い出せないことを考えると、管理人は今単行本の内容も1年後には忘れていそうです。
それは心理的負荷を全く被らずに気楽に“使える”という意味であり、エロ漫画的には決して悪いことではないのですが。
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