犬星『月見荘のあかり』
ローソンで十六茶を買うと『魔法少女まどか☆マギカ』のキャラクターのフィギュアストラップが付いてくるというキャンペーンをやっているのですが、これがなかなか出来が良く、普段この手の物にあまり興味のない僕も6種フルコンプしてしまいました。マミさんの巻き髪の表現とか丁寧だなぁと感じます。次の日には当該商品の棚が空っぽだったので、運が良かったのだと思います。
さて本日は、犬星先生の『月見荘のあかり』(コアマガジン)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『おにいちゃんが、すき。』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
ちんまいロリっ子さん達の可愛らしさが引き立つお話と彼女達がトロトロに蕩ける熱っぽいエロ描写が共に魅力的な1冊となっています。
収録作は、とある学生寮に住む3人の青年と寮母さんの娘・あかりちゃんとの優しい恋物語を描く長編「月見荘のあかり」全6話(←参照 三人のアイドル的存在なあかりちゃん 同長編第1話より)、および読み切り形式の短編3作。なお、短編「ぴーち×でーと」は前単行本に収録されている短編「ぴーち×はぁと」の後日談にあたる作品。とは言え、話のつながりはさほど強くないので、独立した作品として読んでも楽しめます。
1話・作当りのページ数は16~24P(平均21P強)と標準的なボリュームで推移。読み応えが強い方ではないものの、非常に居心地の良さのある作品構築は満足感が高く、またエロの分量も十二分な水準にあります。
【ほんのり心温まる平和なラブエロ系ロリ漫画】
コメディで押し通すタイプもあれば、心温まるエピソードを交えるためのちょっとしたシリアス成分を含むタイプも存在しますが、基本的にはハッピーロリータ系の作劇で貫徹。
ヒット時代にはちょこちょこ描いていた人外ヒロイン達とのファンタジー系作品がコアマガジン移籍後には存在しなくなったのは残念ですが、ほのぼのとした日常劇の柔らかい口当たりはメガストア系列の快活なラブコメディを好む層との相性がかなり高く、またその筆致も大変安定しています。
中編作の終盤展開を除けば、ドラマ性を大きく構えるスタイルではなく、ヒロインの女の子の愛くるしい言動を描くことに注力するスタイルですが、この作家さんの作品構築ではこれが正に肝要な要素。
純真な女の子をある意味では騙す様な展開があり、“こんないい子にこんなことを!”的な背徳感を生じさせつつ、男性登場人物達への信頼と愛情故にそんな罪悪感すら含めて男性を受け止めてくれる姿を描き出すことで、彼女達への保護欲や愛情を読み手に喚起させてきます(←参照 笑顔で全部受け止めて 長編「月見荘のあかり」第5話より)。この背徳感と保護欲が正のスパイラルを描いて同時に高めあい、かつお互いを邪魔しない巧みなバランスは、エロの実用性の大きな底上げと恋愛感情を基盤とするシナリオのハートウォーム感を両立させる強い要因であり、また二次ロリ好きにとっての理想郷を形成しながら、そこにご都合主義感を感じさせないのも見事。
男性と少女の双方の恋愛感情を確認する微笑ましいハッピーエンドでまとめており、読後感も非常に良好。最初から最後まで“理想像”的な女の子達の魅力で牽引している分、読み口も滑らかにまとまっていると感じます。
【ぺたんこお胸なチビッ子ガールズ】
長編作は、ヒロインの女の子一人に対して男性キャラが3人というやや特殊な状況ですが、彼女を巡る諍いなどが生じることはほぼ無く、大好きなお兄ちゃん達3人にヒロインが愛されるというある種の逆ハーレム状態となっています。
その他短編は1対1の関係であり、年齢を明示する情報は無いものの、長編・短編共にギリ2桁~ローティーン級程度と思われるロリっ子達が登場しています。キャラデザイン的には幼さを設定年齢以上に強調するタイプと言えます。
前述した様に、彼女達の可愛らしい振る舞いや感情表現が作品の大きな魅力の一つであり、また素直な子もいればちょっとツンツンした子もいますが、いずれにしても男性主人公達への純粋な愛情や信頼が豊かに描き込まれているのも◎。
体型的にはほぼ固定されており、成人男性と対比して小さな女児ボディは、ぺたんこなお胸とすべすべ&ぷにぷにな質感の股間を持つ寸胴ボディに、ほっそりとした四肢が組み合わさるボディデザイン(←参照 長編「月見荘のあかり」第2話より)。ロリキャラクターとして王道的なキャラデザインであり、小動物的な可愛らしさを持ちつつ、その可愛らしさが強烈である分、それに触れる背徳感を強く喚起しています。最先端とはやや言い難いながらも、程良いデフォルメ感に由来する可愛らしさを潤沢に含む萌え系絵柄は読み手を選ばないと言えます。また、諸所でデフォルメ感をさらに強めたミニキャラ的な描写によって、ぴょこぴょこ動くロリっ子達を更にラブリーに見せており、思わず頬が緩むこと請け合い。
小物や衣装など、細部まで丁寧に描きつつ、画面にあまり密度の高さを感じさせず、ふわっと柔らかな印象を持続させるのも作画上の美点であり、また絵柄・作画の安定感もしっかりしています。
【ヒロインの蕩け顔が反則的にエロ可愛い陶酔空間】
導入パートで存分にヒロインへの愛着を高めた上で突入するエロシーンは、前述の背徳感と保護欲を織り交ぜた雰囲気によって、程良い嗜虐性とラブエロの甘さを共に生かすことでそもそも十分な尺に体感的な満足感を追加する盤石の構成。
短編作では、デート先での羞恥系プレイや、オモチャ&拘束プレイなどのシチュエーションを投入すると共に、長編作ではお兄ちゃんそれぞれの性格・性癖に伴うプレイの差を付けたり、野郎3人との複数人セックスを設けたり、またあかりちゃんのコスプレサービスを投入したりで、エロシチュエーションを多彩に用意しているのも嬉しい点でしょう。
前述の拘束プレイやアナルセックスへのチャレンジなど、ある程度特殊なプレイを絡めることもありますが、そこらの特性を殊更に強調することはあまりなく、エロ展開の中核を担う小さなお口でのフェラチオや未成熟な一本筋おま○こでの性器結合などと併せて、いずれも“気持ち良くなる”ための行為としてあくまで描かれています。
涙をうるうると流し、頬を紅潮させた蕩け顔は、ヒロインの可愛らしさを徹底させながらも性的快楽への陶酔感を強調させることでエロさを叩き出す主要なエロ演出であり、ヒロインへの肢体へのぶっかけを伴うお口ご奉仕のシーンからこの表情付けはフィニッシュシーンまできっちり維持。
この姿に辛抱たまらなくなった男性キャラクターが、ヒロインの小さな秘所にち○こを挿入すれば、ヒロイン達はそれが生む感覚に飲み込まれて更に蕩けながらも、男性に対するラブい台詞を矯正の中に織り込んで伝達するという実に甲斐甲斐しい姿を見せてくれており(←参照 短編「ぴーち×でーと」より)、それが野郎連中と読者の性欲中枢を更に刺激してくるという作りは快楽曲線の上昇に切れ目を作らない要因と言えるでしょう。結合部のアップ描写を適量混ぜ込みつつ、断面図や透過図といった視覚的なアタックの強い性器描写は強く排除しており、大ゴマ~1Pフルでの中出しフィニッシュに至るまで、エロのアタックの強さを打ち出しながらも、ヒロインのキュートネスを貫徹させているのも大きな特長であると言えるでしょう。
正に盤石という評が相応しい作りであり、ロリっ子達の愛らしさに温かい気持ちになりつつ、がっつり抜ける作品となっています。
いずれの作品も素晴らしいですが、個人的には逐一健気でピュアな対応を見せてくれるあかりちゃんが激烈にエロ可愛い長編作が最愛で御座います。ロリエロ漫画好きはマストバイですよ!
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