マスタングR『母子あそび』
自分で過去記事を読み直した時に日本語が怪しくなっている文章を見つけると情けないやら恥ずかしいやらです。そのレビューが大手サイトさんで紹介されている時なんて目も当てられない有様です(泣。反省。
本日はマスタングR先生の『母子あそび』(クロエ出版)へたレビューです。こってりエロに突っ走った作品の紹介は久し振りです。
近親姦や露出、臭いフェチなどの変態性欲に溺れる男女を劇画系の絵柄を用いて濃い口に描くハードエロ作品集です。
収録作は、息子二人が与える強烈な性感に溺れていく母親を描く中編「母乳接待」全3話、グラビアアイドルながら露出狂の顔を持つ姉(←参照 このシーン実は真昼間「天使の散歩道より」)とその弟の妙に明るい倒錯の日々を描く連作「天使の散歩道」「天使の放課後」、他短編5作となっています。なお、母子相姦モノは半数程度であり、他には近所のおばさんや親戚の叔母さん、ジムのインストラクター等が登場し、ヒロインは母親限定ではありません。
1作当りのページ数は20〜22Pでほとんどが20P作品。ページ数の大半を占めるエロシーンは人によっては胸焼けするぐらいに強烈なコッテリ加減ですので、読み心地は結構ヘビィです。
幼馴染に異性を意識し初体験によって男の子が大人の一歩を踏み出す短編「あきのよる」こそ絵柄はともかく極一般的な作風ですが、その他の作品は変態的な欲望に身を焦がす女性が登場するハードエロ至上主義な作風です。
端的に言ってシナリオに見るべきところはありません。
登場する女性は物語開始時点で既に変態性欲に深く捕らわれており(←参照 母乳をご褒美として息子に吸わせる母 「母乳接待」前編より)、貞淑な女性が徐々に理性を失って淫欲の泥沼へと堕ちていく過程を楽しみたい方にはやや不向きと言えるでしょう。勿論、その前提があるからこそ、状況説明を簡潔に済ませて濃くて激しいエロシーンにサクサク導入できているわけです。
物語のラストはほんのりコミカルな能天気なタイプと、狂気の香りが薄っすら漂うダーク系タイプに分かれます。なまじエロが作劇的にも行為の内容的にも特濃である故に、微ダーク系ラストの後味は多少悪いことは覚悟されたし。
登場するヒロインはハイティーン〜二児の母と結構バラツキながらも成人女性が中心。
表紙があまりに劇画調ですが、中身の絵柄はもう少しだけキャッチーです(まぁ、ネオ劇画系であるのは間違いないですが)。マスタングR先生の特徴と言える、だらしなく伸びた乳首やクリトリスは今単行本でも異色の存在感を示しています。
中編「母乳接待」に登場のママンの様に、その独特の特徴と作品の内容に関連があるならば大変面白いのですが、あまりアピール対象の広くなさそうな要素を全作品のキャラに装備させるのは個人的にはちょっと賛成しかねます。むっちり気味に描かれるヒロインの体型は年相応の描写ですが、年齢やキャラ設定による描き分けはあまりありません。
陰毛やその剃り跡、また腋毛(←参照 短編「あきのよる」より)など、これまた人によっては抵抗感を生む描写も含まれますのでその辺りを許容できるか否かは今単行本の評価に影響すると思われます。(僕は別にプラス評価もマイナス評価もしないですが)。表情の移ろいに安定感ともう一工夫が欲しかったり、台詞のセンスの古臭さ(ただこれは味とも)が気になったりしますが、それでも濃いエロシーンの迫力は十分に及第点です。
やたらと生々しい擬音を響かせ、精液やら汗やらで豊満な体をドロドロにしながら交わるハードなエロシーンは劇画系の作品としての魅力をしっかり持っています(←参照 短編「麻衣ちゃんの絵日記」より)。グロテスク一歩手前なまでに生々しく描かれた女性器にヒロインの絶叫を聞きながら中出しを敢行→膣やらアニャルやらから白濁液をブチュブチュ(原文ママ)と吐き出す一連のシークエンスは1作で十分お腹いっぱいになる程の濃厚エロスに溢れています。
絵柄がOKなら抜き物件として十分役に立ってくれることでしょう。
キャラクター性にも絵柄にも萌えの”も”の字もありませんし、初々しい恋愛感情やコメディの楽しさも皆無です。エロシーンの濃さと激しさでゴリ押ししてくるエロ一直線な展開ですので、シナリオがエロを引き立てるエロ漫画を期待するのはNG。
しかし、美少女H至上主義を標榜する割に良くも悪くもバラエティが豊かすぎるコミック真激の方向性は今後変化するのでしょうかねぇ。
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