由雅なおは『妄想・極楽・夢気分』
今日は一日中、二日酔いで苦しんでおりました…。軽い飲み会のハズが何で焼酎をボトルで頼んでいたのでせうか…。肝臓は大事にしないといけませんね。
今回は由雅なおは先生の『妄想・極楽・夢気分』(マックス)のへたレビューです。
いわゆる”コンビニ誌エロ漫画”のスタンダードと言える作品集であり、「明るく楽しくエッチにね(はあと」という雰囲気が徹底されています。
収録作は、年上のお姉さん3人組(←参照 最終話「この先ずっと夢気分」より)と温泉宿で知り合ってH三昧な「夢気分」シリーズ全4話+描き下ろしカラー、他短編6作となっています。描き下ろしカラーを除いて、1作あたりのページ数は16〜24P、平均19P。初出がポプリクラブですので、まぁ標準的なページ数ですね。キャラの魅力もあってエロへの導入シナリオもそれなりに楽しいですが、ボリューム感があるか?と問われると首肯はし難いところです。
上述の通り、陰惨さやシリアスさはゼロの、能天気な明るさと良い意味でのご都合主義に彩られるエロコメ・ラブコメ作品です。
「夢気分」シリーズでは、おっとり天然お姉さん、ツンデレお姉さん、世話焼きお姉さん(当然全員H大好き)が登場し、温泉で車内で学園でとエッチしまくります。
一応恋愛描写はあるのですが、恋に揺れ動く乙女の心情や恋しあう二人が結ばれるドラマ性などはほとんどありません。主人公の男からして、ほとんど棚ぼた的なエッチにワクワクしているだけの存在です(笑。
巨乳メガネな女性エロ漫画家が登場する短編「天然作家彩子先生」(←参照 漫画の資料にチ○コを見せてくれたお礼。ベタにも程が(ry)など、他の短編でも「即惚れ→即ハメ」というコンビニ誌エロ漫画の王道が炸裂しております。「夢気分」シリーズではヒロインを3人と多くしたことで、ドリーミーなエロ空間の魅力が上がったものの、シナリオもエロも忙しない印象が強くちょっと残念でした。
年上系を中心したヒロイン達は個々に魅力的に描けており、凡百なシナリオを引き立ていましたが、ストーリーに期待するのはよした方がベターと思います。
初出は2007〜2008年と狭いのですが、デッサン力にかなり不安があった以前(←参照 短編「こちらアニマルメイドカフェ」より)と比べて、作画力は大幅にアップしています。未だ、表情などで絵柄が微妙に変動してしまっていますが、クセの少ない画風で描かれる萌え萌え美少女達は実に可愛らしいです。
一人貧乳ロリ娘さんがいますが(短編「はじめてのお勉強?」)、基本的にヒロインはたわわに実ったおっぱいの持ち主。やわらかそうに弾んで揉まれる乳房、(性的な意味で)美味しそうな陥没気味の乳首の組み合わせは読み手のおっぱい欲(新語)を掻き立てます。
「天然作家彩子先生」でネタにしていましたが、性器描写は精彩を欠き、キツメの黒線消しもあって結合部の直接的な煽情性を期待するのは無理です。透過図や断面図もかなり中途半端な描写でプラス評価は出来ませんでした。
エロはややボリューム感に欠け、実用性は平均的な水準。行為自体はあまり濃厚ではありませんが、大ゴマを集中的に運用するフィニッシュシーン周辺はヌキ所としては決して悪くありません。
あまり強調されていないのですが、挿入やパイズリなどの行為に下着を絡めたり、ユニークなプレイ(←参照 管理人的には前代未聞の”かき氷プレイ” 短編「シチュエーション・ラブ」より)があったりするのは個人的には嬉しいです。どうしても横並びになってしまうコンビニ誌エロ漫画の作品群なので、女性下着の描写やオリジナリティのあるプレイなどをもっと絡めて頂けると独自色が強くなっていいと思うのです。(勿論適度な範囲でですが)
爆発するオリジナリティーを持つエロ漫画作品を求めている方にはちょっとお勧めしがたいですが、お手軽な実用物件を探している方には安心してお勧めできる作品集です。
ベタはベタの味というものがあると僕は思うのです。
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