ねんど。『美少女しすたぁ小悪魔系』
先日届いた「らき☆すた」の最終巻DVDを観ました。僕がこアニメを通して学んだことは、「パティとみさおは俺の嫁!」ということです、深いなー(マテ二人とも中の人の演技がユニークでしたね。
本日はねんど。先生の『美少女しすたぁ小悪魔系』(茜新社)のへたレビューです。まさかまさかの4日連続茜新社新刊レビュー。流石にそろそろ連続記録は打ち止めですが珍しいことがあるもので。
ちょっと生意気なのがその可愛らしさを一層引き立てているロリ娘さん達と甘々ながら濃い目のエッチが楽しめる作品でした。
収録作は短編10作と短編「美少女ちゅーぼー小悪魔系」の後日談描き下ろし(4P)です。
基本的に信頼関係にある男女の性の戯れが描かれますが、短編「籠の中の同級生」のみ、ほの暗いラストを迎えるガチの凌辱作(←参照 借金のカタに身売りされる少女)ですのでロリ鬼畜が苦手な方は注意されたし。1作当りのページ数は12〜20Pで平均17P強。ロリロリヒロインズとの倒錯的行為にメロメロさせてくれますが、お話としての読み応えは平均以下と感じました。
ロリエロ漫画を考える上で、「本来、性的結合の許されない(とされる)少女と如何にしてエロに持ち込むか」という課題がある訳ですが、本作では少女性愛に付き纏う深刻さや禁忌への恐怖感は皆無です。
妹とごっこ遊びに興じる兄が性的興奮が抑えられなくなり、妹に”イタズラ”をしてしまう短編「お兄ちゃんっあそぼ〜よ〜っ!」(←参照)の様な作品もありますが、大半はヒロイン自身が乏しい性知識と異性への好意を頼りにして性交の垣根を易々と乗り越えて行きます。ほぼ確実に初体験であるはずなのに破瓜の苦痛の描写がほとんどないこと、少女達が能動的に性行為に関わることなどにより、少女との性交における心理的障壁を丁寧に取り除いてある作風と言えるでしょう。
「穏やかな雰囲気の中で美少女と甘いエッチ」という非現実的な妄想が全面的に肯定される世界が描かれますので、ロリ好きの方ならば抵抗感無く読めて使える作品集といってよいでしょう。
ただ、兄妹も含めカップル間での恋愛感情の描写は希薄です。恋愛感情は「エロへの導入に必要な要素」程度の扱いですので、甘酸っぱい恋愛話が読みたい人は回避の方向で。
適度にコミカルな味付けをした作品が多く、コミカルなシーンで多用される大胆に崩したディフォルメ絵柄も独特の魅力がありますが、やや落ち着きの無さが感じられ、「ロリ娘との甘々妄想ワールド」の形成においてはやや足を引っ張っている印象が個人的にはありました。
短編「雨と少女と少年と」では冒頭で「これは結構シリアスになるか?」と思いましたが、ラストはあっさり気味のほのぼの系でした。「籠の中の同級生」を除く他の短編も同様にコミカルかほのぼのとした終わり方でした。
ヒロインの可愛らしさと実用性高めのエロシーンこそが本作の魅力であり、シナリオ面にあまり期待するのは得策ではないでしょう。
登場するヒロイン陣は2次性徴期真っ盛りの小○校高学年〜中○生で固定(←参照 短編「Early Lemon」より)。ぶにっとしたボディラインと幼い表情に膨らみかけの胸が組み合わさったキャラデザの醸し出す背徳的なエロチックさは大変素晴らしいです。「育ちかけ」という形容詞を愛する諸兄にはお勧めですよ。ロリプニ系では定番の、ぷっくりと膨らみツルツルした”土手”はよいですが、男女共に性器描写は極平凡であり、あまりアドバンテージにはなりませんでした。
男性に対して生意気な態度を取る少女が多く登場しますが、彼女達が誘った性行為において顔を紅潮させ、与えられた性感に屈する様のギャップは(それほど目新しいものではないものの)なかなかにそそります。
中途半端に濃厚な精液描写に少し不満はありますが、小さなお口で奮闘するフェラの頻度が高くばっちり顔射するのは実用性を高めていました。
←のコマ(短編「シスタードリラー」より)が本作のほぼ全てを物語っていますので、このコマに色々な意味で反応してしまった貴殿は買って損はしないと思いますよ(笑。生意気だったり無邪気だったりするアリス達と甘い性的遊戯を楽しみたい同志諸兄にお勧めです。
多様な作風を描けるだけの力量のある作家様だと思うので、軽いエロコメ・ラブコメ以外の作品ももっと読んでみたいなというのが個人的な願望です。
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