Rico『あまーい恋しよ』
そうさ、三連休も仕ー事のために、カフェインとニコチンだけがとーもだちさー(某菓子パンヒーローのOP風に健康に働けるというのは大変良いことですが、もうちっと自由な時間が欲しいなぁ。
さて本日はRico先生の『あまーい恋しよ』(コアマガジン)のへたレビューです。この手の作品は疲れた心を癒してくれますなぁ。
タイトル通りに若いカップルさん達のラブラブエッチがたっぷりと味わえる作品集です。
収録作は、初エッチで晴れてラブラブカップルになるも、彼女さんが生理でエッチ出来ない間に彼氏君に浮気疑惑が浮上してな「こいびとどうし」シリーズ全3作(←参照 掛け値なしのバカップル 「もっと・こいびとどうし」前編より)、および短編8作。1作・話当りのページ数は16〜20P(平均18P弱)と初出が漫画ばんがいちであることを考えれば普通のボリューム。
というか、女の子の可愛らしさとラブい空気感をまったり楽しむことがメインの作品群であり、そもそも重い読み応えや胸に響く余韻を楽しむタイプではありません。
登場人物達の華やかな掛け合いでコミカルさを演出しつつ、シナリオは少年少女の羨ましくなるぐらいのイチャイチャラブラブぶりを見せることに終始しています(←参照 ギャグ漫画チックな絵柄も○ 短編「初恋心」より)。肉体関係の有無はともかくとして、物語冒頭で既にラブラブ状態になっていることが多く、少年少女の出会いから恋心を徐々に育てていく恋愛劇を期待するのはNGです。
上記のシリーズ作のように、二人の中がより深まるキッカケとしてちょっぴりシリアスな要素を絡めますが、痛みのイの字もない展開を見せ、恋とエッチが全てを丸く収めてくれるタイプですので、あまり気にする要素ではありません。
端的に言ってしまうと、既に主人公のことが好きな美少女ヒロインがさらに愛情を深めようとエッチをおねだりし、男性に抱かれて幸せを謳う、まぁ死ぬ程ご都合主義的なドリームワールドが広がっています(←参照 ある意味今単行本の全て 短編「気持ち伝えてぎゅっとして」より)。エロシーンも含めて恋愛に惚け、ちょっと戸惑う美少女さん達を魅力的に描くことに力点があり、感情描写もヒロイン中心。作風にはマッチしていますが、男の子達にはあまり存在感はありません。悪く言うとラブい空気は甘いですが、シナリオの詰め方も甘いタイプ。でも、それがネガティブに感じられるような作品ではありません。
このベッタベタ展開と極甘ラブ雰囲気の全開っぷりに気負いや無理・無駄が全く感じられず、初単行本にしてスタイルがしっかりと固まっているなという印象です。
絵柄的には現代萌え絵柄ど真ん中のタイプであり、髪型以外のキャラの描き分けがあんまりないのは気になりますが、とびきりキュートな美少女さんを楽しみたい貴兄にはベストマッチな絵柄です。
シナリオパートでちょこちょこ挿入してくるコミカルな崩しが微笑ましく、いいアクセントになっていました。
愛くるしいヒロインズはミドル〜ハイティーンの美少女オンリー。
設定上女生徒さん達ですが、制服よりも可愛い系の私服の登場頻度が高いのは人によっては嬉しいかも。もちろん、ブルマ体操服(←参照 短編「いつでも側に」より)やメイド服といった萌えエロに親和性の高い衣装も各種取り揃えられています。なお、おっぱいはツルペタさんからお椀形巨乳さんまで幅広め。あまりエロ的な活躍はしませんが、適度に張り出した柔らかそうな脂肪の塊は実に美味しそうです。
エロシーンはそこまでボリュームがあるわけではないのですが、男の恋心もエッチの快楽も両方を享受するヒロインの蕩けた表情がエロの生命線。
恋し合う二人の幸せなエッチであり、基本マッパになるゼロ距離エッチ(words by アリス缶詰師匠)の温度感を伴った性愛の多幸感はなかなかのものです。
お互いを思いやる性行為であるため、肉欲をガツンガツンとぶつけ合う激しい肉弾戦を期待するのは避けるべきです。ソフト路線の“綺麗な”エッチですので抜きの実用性がそこまで高いわけではありません。
エロは美少女を引き立てる重要な一要素と割り切れるならば好打球です。
なお、外出しの割合が3割弱ほどあるので、中出し原理主義な貴兄は要注意。まぁ、ドロドロの液汁描写があるタイプではないので中・外の違いをあまり重視しなくても構わないとは思いますが。
エロ漫画に尖鋭性やマニアックさ、強烈な作家性の萌芽を求めている方にはやや進め難いのは確かですが、フワフワ感のあるラブ空間をのんびり楽しむには好物件という印象。
表紙の絵柄と雰囲気にピンと来た方は買って間違いないと思いますよ!
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