らっこ『プラちな+』
LOUDPARK08の出演バンド第2弾発表がありましたが、うーん、現段階では2日目がちょっと魅力薄です。まぁ、絶対2日通し券買うと思いますけど。
さて本日は、らっこ先生の『プラちな+』(クロエ出版)のへたレビューです。『ふしだら』(ティーアイネット)の時かららっこ先生の単行本を買い続けてますが、1作ごとにしっかり進歩を重ねる作家様だなぁという印象です。
愉快なキャラクターのヒロインコンビが動き回る気持ちのいいお馬鹿系コメディと多少のアブノーマルもどんと来い!な激しいエロシーンの双方が魅力的でした。
収録作は、ちんちくりんなダサダサ女教師さん(←参照 これはこれで可愛らしい 第1話「ちなみちゃんプライベートルーム」より)からメガネを外すとナイスバディなセクシーお姉さんに物理法則をガン無視して変身するヒロインちなみちゃんとその仲間たち(笑)のお馬鹿でエロエロな日々を描く「プラちな+」シリーズ全9作。1作当りのページ数は20〜24Pで、第1話の「ちなみちゃんプライベートルーム」を除いて全て20Pです。ページ数は標準的ながら、キャラクターの軽妙な愛らしさとエロの実用性で読み応えは平均以上です。
なお、タイトルの由来はちなみちゃんが初登場の「プライベートショット(ちなみ・24歳)」(『ムリクリ』(ティーアイネット)に収録)を略したものと思われます。
話の繋がりはゼロに近いので、既刊を読んでない方もご安心下さい。
天然系のおっとり具合が愛らしいちなみちゃんも十分魅力的なキャラクターですが、さらに輝いていたのが今作において初登場のちなみちゃんの妹、いるみちゃん(←参照 後ろは弟君 第3話「綾坂ファミリー+Robber」より)。所謂“ツンデレ”キャラですが、言動はドSで体はドMという面白いキャラメイキング、彼氏君への攻撃的な態度と対照的な弟君への慈愛に満ちた素顔、やはりメガネを取るとキュートなロリっ娘に大変身などと様々な立ち振る舞いを見せてくれます。
それぞれ既存のキャラ造形を素直に踏襲しているため、個々の姿は非常にキャッチーなのですが、総体としてのいるみちゃんには型に嵌らない故の魅力が確固としてあります。
個人的にはヒロインコンビの弟、あきらキュンがとても可愛いのですが、一応主人公の雨宮君を含め男キャラの立て方は割合ぞんざいなのでそちらに期待するのはNGでしょう。
ただ、『ムリクリ』での初出時を除けば相変わらずエロ行為には全く絡まないくせに凄く楽しそうに過ごしている写真部部長(男)はある意味オイシイ人物ですなぁ。
いるみちゃんのキャラの良さ故に、恋愛感情の描写や家族愛が素敵に表現されているシーンもありますが、シナリオは徹頭徹尾明るいエロコメ。
アニメ/漫画/ゲームの小ネタを適度に絡めながら(←参照 約4億のダメージってオイ(笑)第7話「疾れ!ちなみ騎士」より)、それを前面に出すことはなく、適度なテンションの高さの中、キャラクター達の台詞の応酬で笑いを取るタイプです。コメディ要素がエロシーンにも混入しますが、ギャグとして楽しくても決してエロの雰囲気を乱さないバランス感覚のよさは高評価です。
結局大したストーリーの進展もないまま、彼ら彼女らの楽しい日々はどーしょもないオチでひとまず終了となりますが、また彼らに会えることを楽しみにしています。
何回も絵柄を変更し、ちなみちゃん初登場時には10等身ぐらいの超細身ボディラインに巨大な乳尻を装備させたかなりキテるキャラデザインでしたが、今単行本では前作以来の萌え要素も適度に絡めた非常にキャッチーな二次元絵柄が高水準で安定。
ティーアイネット出身らしく、エロシーンは肉体を激しくぶつけ合う激しさが存分に表現されると共に、濃い目の液汁描写やリアル寄りの性器描写が読み手の性欲中枢を激しく刺激します(←参照 第6話「THROUGH THE NIGHT ILLUMINATION」より)。実用性に関しては全く文句なしです。乳輪周辺の異常なまでの描き込みは控えめになったものの、可愛らしいキャラクターの表情と見事なギャップのえげつない女性器描写は相変わらず圧巻。陰毛アリ、使い込んでビラビラがめくれちゃっているオミャンコが許容できない貴兄は回れ右です。
今回非常に珍しく、ロリ娘のツルツル&スージーなオミャンコを描いている回があり(第8話)、ファンとしてはまことに眼福。
チャイナ服、メイド服、ビキニ鎧、水着などなどコスプレ要素が豊富なのも嬉しい処。なお、フィニッシュシーンは1P〜見開きを用いて、顔を真っ赤に染めて絶頂を迎えるヒロインにドプドプと大量中出し故に、ナカダシャーな貴兄も安心のエロ展開です。
コミカルなコメディの組み立て方といい、キャラクターの魅力の素敵な演出といい、そしてもちろん実用面で安心感のあるエロシーンといい、常に進歩を志すらっこ先生の努力が大いに花開いている単行本と言えるでしょう。
このエロくて楽しい日常の再開と、らっこ先生のさらなる活躍を心より期待しております。
あきやまけんた『メイドdeラプソディー』
初音ミクさんがメンテ中なのでレビュー書く時のBGMに困っています。まぁ、好きなメタルを聞けばいいのですが、メタルを聞くとそっちに集中しちゃうので(汗。ニコ動の雌豚閣下の曲とか聞きながら書いております。
さて本日は、あきやまけんた先生の『メイドdeラプソディー』(ヒット出版社)のへたレビューです。上半期のレビューに間に合いませんでしたが、理由はお察し下さい。
エロを取ったら何も残らないという類の作品ながら、それ故サクサク実用的読書に供するには最適とも言えるでしょう。
収録作は、ある日行き倒れになっていたメイドさん(←参照 一応メインヒロイン 第1話より)を助けたことで始まるドタバタ生活な中編「メイドdeラプソディー」全4話、および短編3作となっています。1作当りのページ数は24〜40P(平均28P)と十分なボリューム感があります。その豊富なページ数をほとんどエロシーンに振り向けているので、エロ重視派にはプラス要因でシナリオ重視派にはマイナス要因といったところです。
中編の「メイドdeラプソディー」および短編3作共に、シナリオ的に見るべき箇所はほとんどなく、作風問わずご都合主義展開・テンプレ展開を臆面も無くぶつけてきます。
「メイドdeラプソディー」はタイトル通りの正に狂騒曲。1話ごとに新キャラを投入し(←参照 ヒロインのお姉さん 第2話より)、エッチにお馬鹿にシナリオを動かし、最終話のヒロイン4名+主人公の大乱交延々23Pにつなげるテンションの高さは悪くないです。ただ、主人公とメイドの静音さんが最終的に愛で結ばれるラストは、その恋愛感情の発展の描写をオミットしまくったためにかなり説得力に欠けています。
キャラクターの設定等もシナリオやエロのシチュエーションに巧く絡められておらず、漫画としての構成力にやや不満は残ります。
人によって意見は分かれるとは思いますが、いっそさらにシナリオを削って完璧にエロ優先に走るのがベターかなと個人的には思います。
各短編は、エッチ大好きなロリ娘コンビとお気楽3Pの「ミルクちょーだい!」(←参照)、エッチな巫女さんと責めたり責められたりな「あたるも八卦」、そして男たちとまぐわいを重ねる優等生少女をインモラル&ダークに描く「天使の顔した」と作風やヒロインのキャラクターは様々です。そのバラエティー感が個人的には結構好きで、強要系・ダーク系を描いてもあまり陰惨な印象がない読後感の良さは共通しています。(シナリオがあまりに軽いためでもあるのですが・・・。)
「ミルクちょーだい!」のツルペタチビッ娘を除いて、ヒロイン陣の体型的な造形はエロ漫画的にはごく標準的なスレンダー巨乳さん。
複数人プレイで視覚的な豪華さを確保したり、コスプレ要素を絡めてみたりと(←参照 台詞が死ぬほどベタで大好き 短編「天使の顔した」より)とエロのシチュエーションを広げようという努力は買います。野郎の方はちと微妙ながら、クサみの少ないプレーンさがありながら適度に生々しい淫靡さもある女性器描写も悪くないです。
ただ、とにかく量で押し切っている感があり、エロの描写力にここぞ!という売りがイマイチ感じられないのが残念。エロシーンのコマ割りの単調さも個人的にはマイナス評価です。
抜きに使うのには全く問題ないですが、もうちょっとオリジナリティーが欲しいというが本音です。
前作『Love-mix』(ヒット出版社)の絵柄こそ記憶に残っているものの、その内容をほとんど思い出せないことを考えると、管理人は今単行本の内容も1年後には忘れていそうです。
それは心理的負荷を全く被らずに気楽に“使える”という意味であり、エロ漫画的には決して悪いことではないのですが。
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