月吉ヒロキ『独蛾』
葉賀ユイ先生の『ロッテのおもちゃ!』を買ってきて読みました。ロリ娘から牛乳さんまで全女性キャラに萌えますが、特に明日葉ちゃん(10歳)のおへそ回りとか、”はいていない”おしりとかにハァハァしてしまう僕は間違いなく病気。おまけに悪性の。冴樹高雄先生曰く、「不治の病」だそうなので(『児犯鬼』あとがきより)、まぁ諦めますかね。
さて、ついに発売された2月の新刊中最大の期待作、月吉ヒロキ先生の『独蛾』をレビューします。
なお、本単行本はLOコミックス第50弾の記念作品とのことです。おめでとうございます。頑張れLO!負けるなLO!!
収録作は、痴漢に遭った少女がカウンセリングを通して調教され、男性教師に篭絡されてゆく「独蛾」全8話(+描き下し2p×2本)、短編2作、TGに載ったイラスト4pとなっています。
言うまでもなく、今単行本は「独蛾」がメインコンテンツであり、黒タイツなど着衣へのフェティシズムの充実さ、エロの濃さ、登場人物の心理描写およびキャラ立ちの良さ、ストーリーの作り込みなど、どれを取っても「独蛾」は完成度が高いです。
表紙および←のコマから想像できるように、ヒロイン白河すみれちゃんは真面目、理知的、性に対して潔癖といった性格をしています。ちょい釣り目で、黒髪ロング、眼鏡装備でおでこキャラという、いかにもなキャラ造形もグッドです。この堅物なヒロインがカウンセリングという場を悪用し、催眠術を操るカウンセラーに調教を受け、徐々に徐々にしかし確実に性の快楽の虜となって行きます。
その結果が左下なわけです。この落差、人を見下しさえするプライドを汚し、性感に嬌声を上げまくる存在に突き落とす落差が凄まじくエロチックです。
単に高い所から低い所に落っことすだけなら、別に8話もやる必要はないですし、それ程目新しいものでもありません。例えば、コミックアンリアルを開けばその手の話はごろごろしてます。個人的にポイントと思うのは、ヒロインが13歳という少女であること、それ故に彼女の持つ意思の強さ、聡明さ、性への嫌悪感は大したバックグラウンドを持っていないということだと思います。
つまり、いくら抗っても大人の腕力、策謀、性的技巧には「決して勝てない」という前提です。
蟷螂の鎌を必死に振り回す相手を、余裕綽々で翻弄しつつ、理性やプライドといった防御衣を1枚1枚ゆっくりゆっくりと引き剥がしてゆき、最後に残酷な現実を突きつける。
この残酷な嬲りは、下衆な考えで申し訳ないですが、読み手の嗜虐心を大いに高めます。本作は「8話も続けた」ことにこそ意味があるのだと思います。
Hシーンでは、黒ストッキングへの拘りがしっかりと表現され、ストッキングの下で卑猥に動く手が少女の秘所をまさぐるシーンは実に扇情的。痴漢シチュエーションも着衣エロのためにあるんじゃないか?と疑いたくもなります。
アナルセックス(多目)、放尿等、多少(?)マニアックなプレイもありますが、基本的にプレイ自体は(催眠下であることを除けば)普通です。敢えて、苦痛や激しい責めを与えないのが、”嬲り殺し”にしている余裕加減に繋がっていて、義憤を覚えつつ僕のティンコは反応。
非常にネームセンスが良く、元・気真面目少女から発せられる、最早日本語になっていない嬌声も素晴らしいですが、ねちっこくHシーンの状況を説明するト書きも男性の台詞も秀逸。
読み手に文章を読ませることで、読むスピードを抑えさせ、Hの粘っこさを表現しているように感じます。
ストーリーも面白く、特に3〜5話においてすみれちゃんが、正気と催眠状態、現実と妄想、性への快楽と嫌悪を何回も往復する描写がお見事。彼女が無理をして、かつ自己完結的に固めてきた様々なものが崩れてゆく様、それに不安を覚えながらも抗えない少女の様が印象的に描かれています。
最終話の締め方も一見少女にとってハッピーそうに見える分、余計に悪意に満ちたエンドですが、さらに禍々しいのが第7話。
すみれちゃんの想い人ながら、実は全ての黒幕だった倉橋先生の狂気に満ちた愛の告白が紡がれます。敢えて台詞は伏せましたので、是非読んで確かめてみてください。短編「Kyrie eleison」は教会内で聖なる儀式と称して行われる、信徒と少女たちのサバトを描くやはり狂気の匂いのする作品です。まぁ割と普通。
ただし、もう一つの短編「微睡姫」は柔らかい絵柄と穏やかな雰囲気で中和されているものの、客観的事実としては近親相姦+幼児への性的虐待という最凶コンボですので一部の人には猛毒(一部の人には甘露)となります、要注意。
催眠下という特殊条件を除けば、ねちっこいながらも奇抜なプレイは少なく、絵柄も過度にロリを強調するものではないので幅広い人に受け入れられるであろう作品です。
よほどロリが嫌いという人以外には楽しめるはずの秀作です。
余談ですが、カバー裏に佐々原憂樹先生の手によるロリ分濃い目のすみれちゃんが素晴らしい。佐々原先生のファンたる僕はこの1pだけに500円は払える!
オオハシタカユキ『わーるどいずまいん』
一般向け漫画の方で良作の新刊ラッシュで財布が嬉しくも苦しい悲鳴を上げております。それはもう、シュミアー(Destruction)ばりの。例えば、『謎の彼女X』3巻、『3月のライオン』1巻、『未来日記』5巻、『爆音列島』12巻etc…。
個人的には10年近く読んできた『トライガンマキシマム』の完結14巻が出たことが一番大きいですかね。
アニメから入ってずっと読んできましたから、読み終えた時には嬉しいような残念なような気持ちでした。某事件でいわれの無い濡れ衣を着せられたことがありましたが、その時に「あぁ、マスコミの人達は作品の本質やテーマを無視して、上っ面だけの理解で漫画を悪者にするんだなぁ」と骨身に沁みて思わされました。
あれから何年も経ちますが、ひぐらし等へのバッシングを見る限り何も変っていないようで何とも悲しいものです。
さて、エロ漫画関連の各サイト様を拝見する限り、今週一番期待されているのは月吉ヒロキ先生の『独蛾』と思われます。僕も買いましたし、実際物凄くエロイわ、話も面白いわで良作でした。
しかし、それよりも楽しみにしていたオオハシタカユキ先生の『わーるどいずまいん』を先に紹介します。前単行本ですっかりファンになってしまったもので。
収録作は、精子不足に悩む未来の世界でスペルムーンという精子の遺産を追い求める複数の勢力、および謎の少女が登場する「わーるどいずまいん」第1〜4話(次巻へ続く)、+短編3作となっています。
コミックアンリアルを主戦場とする先生なので、基本的にファンタジー色の強い作品が中心です。短編「特務捜査官アスカ」を除けば、獣人が闊歩する精子不足の未来やら魔法学校やら、リアリティーなど皆無の舞台設定ですので、あまりに非現実的な作品が好みで無いなら回避推奨です。
「わーるどいずまいん」は前作「怪盗ブルーライスチャイルド」の続編というか、その後の世界の話です。内容に関してつながりはほとんど無いので、前作を知らなくても大丈夫ですが。
第1話で「生死を賭けて精子を奪い合う戦争」「大精子時代」という、もはや笑うしかない文面を見たときには正直、またこの奇抜な設定かいなと仰け反りましたが、まさか世界観が共通していたとはビックリでした。
ストーリーに関しては言えば、未だ物語の本質部分に行き着いていないせいもありますが、今の所あまり盛り上がりは感じられません。ただ、物凄い真面目な文脈や台詞で濃いネタを散りばめながら、全くツッコミをしないという独特のギャグセンスが楽しいです。
前述の「大精子時代」の件もそうですが、真面目な戦闘シーンで「私の放つ重力波は36p同人誌1万部と同等…」とかさらりと言いますが、それに対するツッコミは無し。「オオダテ」に行くと何の説明も無くナマハゲが登場しますが、これにもツッコミ無し。こうなると、読者が「オイオイ!」とツッコムしかないわけで、そこが僕は楽しく感じます。
あと、たまに平気で毒を吐くのもオオハシ先生らしくて素敵(←参照)絵柄は見て頂ければ分かりますが、典型的なアニメ絵です。以前はさらに濃いアニメ絵柄でややくどかったのですが、最近は全体的に線が細くなってスタイリッシュさが増したように感じます。
まぁ、苦手な人もいるかとも思いますので、好みに合うか否かは表紙・裏表紙で判断してください。
性器描写はアニメ絵柄と対照的に淫靡に描かれ、小さい消しの下、極太珍棒に目いっぱいまで押し広げられた女性器描写の扇情力はかなり高いです。
エロに関して言えば、オオハシ先生の作風は「ファンタジーの世界で徹底的に非現実的な性交を描く」というものです。
このため、一言で言えば全てが過剰に描かれています。
ふたなりキャラの珍棒は凶悪なまでの大きさで、巨乳キャラの双球は頭部の何倍もの大きさで描かれます。
ファンタジー系陵辱作品では王道の触手やふたなり化、リンカーンなどは言うに及ばず、ニプルファック、ボテ腹さらには犬耳娘の外耳道を犯す行為などなど、強烈な倒錯的行為のオンパレードです。
これだけでも凄いと思うのですが、現実では実現不可能のために、もはや気持ちいのかどうかさっぱり分からないこれらの行為を、さも物凄く気持ちの良い、かつすさまじくエロイものとして描けているのが僕が評価したいと考えるポイントです。
大量の白濁液を体の内側と外側に注がれて迎えるフィニッシュシーンは、理性をすっ飛ばしたかの様なアクメ顔をヒロインが晒します。この表情は以前に比べてグッとエロくなりました。リアリティなんぞ放って置けと言わんばかりの非現実を描くことへの潔さ、それに説得力を持たせる圧倒的に濃い描写・高いテンションが読み手に強烈なトリップ感を与えます。
総評としましては、かなり非現実性を強く帯びた過激な作品ですので、結構好き嫌いは分かれそうな作品と思います。
普段からオタクコンテンツに馴れているならばあまり問題ないでしょうが、その手のものが苦手という方には完全に不向きな作品です。あとふたなり嫌いな人は全力で回避です、満載ですから。
風変わりな作品や非現実にトリップできる作品を探している方にはオススメです。
狩野蒼穹『姉るせっくす』
半年毎に新刊を出すというファンには嬉しいペースで漫画を描き続ける狩野蒼穹先生の『姉るせっくす』のレビューです。このタイトルのセンスが素敵です(笑
姉の幽霊と残された弟妹が、姉の幽体の憑依を利用して未練を無くすためにHに励む「あたしが幽霊だった頃」5部作、大阪さんの如きほんわかな関西弁を話す姉が、弟に胸を揉んで大きくして貰おうとする「もんでふやそ〜」2部作(後編は描き下ろし)+短編4作となっております。
タイトルから「ははーん、姉と弟がラブラブな関係になるけれど、近親相姦のタブーに悩まされ、でも後なら問題ないとアナルセックスに励む作品集だな」と思った貴方、残念ながら不正解です。
だって、どの姉弟カップルも「近親のタブー?何それ美味しいの?」といわんばかりに、抵抗感皆無での前への挿入を成し遂げますので(笑。
互いの恋愛感情の分かり易い描写は実はあまり無いのですが(「あたしが〜」シリーズはあります)、お互いに好きなんだしHしてもいいじゃない!程度のノリなので、タブーから来る背徳感が味わいたい貴方は別の作品を購入しましょう。
さらに、後の穴をいじったり嗅いだりするシーンは多いですが、挿入することはあまりない(「あたしが〜」シリーズに2回+「ずいぶんもんだけど」のみ)ので、アナルスキーは水月林太郎先生の新刊を買ったほうが無難と思います。
エロ漫画界隈では、エロスを匂わせるというより、可愛らしさを前面に出したかなり特殊な絵柄です。特殊と言っても敷居が高いものではなく、非常に親しみやすい絵柄であることは←を見れば分かっていただけるでしょう。←の下のコマのように、コミカルなシーンで多用されるデフォルメの効いた絵はさらに可愛らしく、Hシーンさえなければほのぼの一般向け漫画で通りませんか、そうですか。
ヒロイン陣は、姉キャラではありながらロリ色が色濃く出され、胸も全般的に小ぶりで股間は無毛、丸みの強いキャラデザとなっています。
それ故、凛とした大人の女性を姉キャラに求める人には完全に不向き。ロリ姉?最高じゃないか!という同志諸兄にはどストライクとなっています。
正直Hシーンにはあまり期待してはいけません。大して性的経験がないだろう弟君の珍棒は、お姉ちゃんの魅惑のあそこに飲み込まれるやいなや2p程で発射→そのまま終了という流れになっています。
このため、ガンガン激しい突きこみをする展開などはありません。むしろ、挿入に至るまでの、姉弟のスキンシップの過激な延長、とも感じ取れる前戯のシーンこそ真骨頂です。
また、Hそのものに発展するまでの、ユニークなヒロイン達が愛嬌にたっぷりと描かれるコミカルな展開に味があります。
抜き用特化の物件をお探しなら回避推奨かもしれませんが、ほんわかエロで満足できる人は買いです。
…ただ、やたらと弟君が「くさい」だの「女くさい」だの言いますので、デリカシーないな君は(笑)と思いました。(まぁ、これは味付けにわざと言わせてるはずですが)
前述の様に、個々にキャラ立ちがしっかりしているヒロイン陣が秀逸。
←は「女(姉)は男(弟)で変るというけど」のお姉ちゃん(姓名不詳)ですが、このキャラが反則。兄が欲しかったとごねる弟のために10年間男らしい生活をしたため、すっかり男っぽい性格に。
しかし、大好きな弟君は10年後に「もっと女の子らしくなって」と不当な要求を。
じゃあ、女らしくということでイキナリ裸エプロンでお出迎えです(笑)。狩野先生のおっしゃる通り、ツンデレの不意打ちは強力です。
まぁ、僕はメタラーなんでギターを持ってる美少女という画に非常に弱いというのもありますが。
男の子っぽい娘が無理して女の子らしく振舞うというシチュエーションが好きな方には悶絶モノです。
柔らかい調子の関西弁を喋る「もんで〜」シリーズのお姉ちゃん(←やはり姓名不詳)もよいキャラです。デレっとした表情、アホ娘臭がプンプンする台詞回しが共に可愛らしいキャラです。
総評としては、話にしてもHにしてもマターリとした雰囲気がお好きな方にはかなり評価が高いと思います。
逆に、体形的に大人の姉キャラや激しいHを望む方には不向きです。
RAYMON『アネトリウス』
前々回と前回紹介したレビューが変化球気味の作品(というか前回のは危険球)でしたので、今回はもっと万人受けしそうな作品をチョイスしました。というわけで、RAYMON先生の『アネトリウス』のレビューです。
収録作は、前後編構成の「快柔委員長」を除けば全て短編で、全11作とオマケ漫画2pが収録されています。
お姉さん属性のヒロイン満載と表オビにあり、姉や年上キャラ(基本的に女教師)が中心です。
ただし、姉キャラがメインとなる作品は「アネトリウス」「姉の持つ秘密の小箱」および「同級姉」の3作品(+サブキャラとしての登場がある「快柔委員長」)のみなので属性持ちは購入前に要検討。
どちらかというと、同級生キャラ(6作でメイン)が多いような…。舞台も学校が中心です。
最近のRAYMON先生は甘やかし姉キャラとのラブラブHという作品が多いですが、本作はダークな色があった前作『校内艶女交際』からの過渡期的な作品となっており、完全にダークで陵辱色の強い作品(「アップロードトラップ」など)から甘々恋愛Hという作品(「理香ちゃん先生の実験準備室」など)まで混在しています。
中間的な作品「夏の残り香」では、互いの真意が分かり結ばれたカップルが描かれ、ラストも割合ハッピーなエンドですが、男が全裸のヒロインをバックから貫きながら四つんばいでトイレまで這わせるという謎の変態プレイが行われます。まぁ、互いに変態的な側面があることを認め合う通過儀礼的なものなんでしょうが、やや読者を置き去りにしている印象もあります。
コミカルな要素、暗い要素、単純に明るい要素それぞれが含まれている作品が多く、テンションの変化に付いて行けるか行けないかが本作を楽しめるか否かの分水嶺です。
ここが勝負の分かれ目よん(CV.井上麻里奈)
絵柄は流行の萌え系ではないものの、万人受けする(?)典型的なアニメ系絵柄。
←のように、女性の華やかさと清涼感すら感じる独特の透明感があるカラー絵は素晴らしい出来です。「アネトリウス」やカバー裏および扉絵でカラー作品を楽しめます。ヒロインの設定はハイティーンと思しき女生徒と20台半ばの女性教師が中心で、ほぼデフォルトで巨乳さんです。
ロリ無し貧乳無しですので、そちらの属性持ちはご縁がなかったということで。
Hシーンはアニメ絵柄と対照的な淫猥にぱっくりと開いた女性器が珍棒を飲み込んでのガチンコファック。体の激しい動きを感じるダイナミックの作画展開を誇ります。
エロにしても話にしても、どちらかというと女性側が展開の主導権を持っているケースが多いのも特徴です。陵辱系の「アップロードトラップ」においてさえ、男性側の陵辱行為に必要な道具立て程度の役割しか与えられていません。
←は「夏の残り香」のフィニッシュシーンですが、独特なトーンワークもあって「快楽を享受する女性」の美しさが前面に押し出されています。そういう意味ではちょっと少女漫画的なセンスを感じます。
お姉ちゃんが登場する作品には、近親モノにありがちな変にベタベタした感じが無く、姉弟の適度な距離感と愛情が感じ取れます。
より一般受けする作風と思いますが、全てを寛容に受け止めてくれるお姉ちゃんに全面的に甘えたい貴公にはやや物足りないかもしれません。
アイディアの勝利ともいえる「姉の持つ秘密の小箱」も良かったですが、一番のお気に入りは←の長身巨乳美少女、三咲ちゃんの登場する「みるコン」です。自分よりも伸長が高く、かつ巨乳である女性というのはおそらく「慈母」の象徴だと考えているのですが、この娘はさらにその印象を高めるかのように母乳が出ます。
もうね、僕のストライクゾーンのさらに真ん中を貫いてきましたよ(笑
Hシーンでは長身の美少女と、ちょい小さい男の子の対比をしっかりと描きつつ母乳を撒き散らしながらの濃厚エロが展開されます。眼福眼福。
ただ、最後男の子がヒロインの母乳を飲んだおかげで伸長が伸びちゃったYO!というオチなのですが、長身美少女とチビ青年のラブ話が好きな僕としては「それじゃ駄目だろ!」と思いましたが。
作画も安定していますし、作風もよく言えばバラエティに富んでいますので普通に良作です。
ただし悪く言えば全般的に平凡な印象も強く、属性に強いこだわりのある方やとがった作風を楽しみたい方には不向きかと思います。
オイスター『悪徳乃榮』
密林から「らき☆すた」のDVD9巻が届いたのでこれを書いたら見る予定です。漫画のほうは正直あまり面白くなかったですが、アニメはかなり好きです。謎です。
以前にも書きましたが、みさお可愛いよみさお。9巻にはミートボールのシーンが入っているはずなので楽しみです。三秒ルールゥ!
しかし、今回紹介する作品とまぁ何という雰囲気の落差があることやら。
ちと遅くなってしまいましたが、オイスター先生の『悪徳乃栄』のご紹介です。
表紙が内容のかなりの部分を語っていますので、まぁこれをラブラブ青春ストーリーと勘違いして買う御仁はいないでしょうが、恋愛ナシ!救済皆無!の超絶鬼畜系作品ですので興味本位で買うとショックを受ける可能性が高いので、耐性のない人は要注意。
収録作は、借金のカタに事実上売り飛ばされた少女と売り飛ばした張本人の母親が貸主の親子に奴隷調教される「暗澹」4部作、神の啓示を受けたと思い込む変質者に少女が陵辱され拉致される「啓示」、他短編1作となっています。
短編「比翼連理」はふたなりモノであり、過激な交わりや狂気性は共通しているものの、哀しくも暖かい姉妹の心理的つながりを描く作品で他の5作とは雰囲気が異なる作品です。
基本的に、何の罪もない少女が無残な地獄絵図に巻き込まれてゆく惨禍が執拗に描かれており、前述のように救いは全く無く、真っ黒な未来しか残っていない強烈なバットエンドを迎えます。←は「啓示」ラストのコマですが、「(神が人が作り出したものなら)地獄も人が作るんだ」という強烈な一言が印象的です。
「暗澹」にしろ「啓示」にしろ、未知の怪物や謎の集団が現れて悲劇が引き起こされるわけではありません。
そういったファンタジーな要素は、むしろ悲劇を自分と関係ないものと見なせるように配置された心理的な逃げ道に成り得てしまうように思えます。
小さな不運の積み重ねと、現実に存在する人間の狂気・欲望・エゴが組み合わされば、我々の日常は容易に地獄に変化しうるという恐怖感が喚起される作品です。
そんな不運に巻き込まれた少女たちはただただ悲惨。人格を完全に否定した苛烈な性的拷問と、徹底した精神的責め苦を味わうことになります。
←は「暗澹」の若葉ちゃんですが、母親に見捨てられる→結局母親も奴隷化→父親の前で犯される→父親自殺・母親精神崩壊という、まぁよくぞここまでという悲劇のオンパレード。悲劇を悲劇として受け入れ「楽しめる」(敢えてこの言葉を用いますが、決してそれを面白がっているのではないですよ)人以外は避けるべきと理解して頂けるでしょう。
エロに関して言えば、かなり痛々しい描写やスカトロ関連等が存在するため、ハードルは高めです。
ただし、例えば氏賀Y太先生のようなスプラッタ描写は皆無であり、ある程度鬼畜系に耐性がある人ならば実用的に使うことは難しくないでしょう。僕は問題なくご飯が食べられました。
『少女地獄』シリーズを書いていた頃よりも画力が格段に高くなっており、今時の可愛らしい画風も取り込んでキャッチーさを増した絵柄はかなり好きです。
(作中の)修羅場において、酷い表情を晒すヒロイン達ですが、以前に比べそういったシーンでの絵柄の安定感が高まっています。美少女を残酷に弄ぶという嗜虐趣味を存分に刺激する絵柄・内容ですので、お好きな人はどうぞ。
物凄く反社会的な作品と思われる方もいるかもしれませんが、単なる暴力性・狂気の描写だけで終らないのがオイスター先生の良い所です。
若葉は、「暗澹」のラストでその心身ともにズタボロにされ、家族や友人全てを失います。自分を捨て全ての元凶となった母親(既に精神が崩壊)がまるで乳飲み子のように乳房に吸い始めます。陵辱する男に「こいつのせいなんだから2、3発もなぐってやれ」と言われますが、若葉はぎゅっと母親を抱きしめます。
絶望に心を塗りつぶされ、明るい未来など何もない中で、少女が示した愛情の深さ、人間としての尊厳が光り輝く一コマです。僕はこのシーンで正直泣きました。
そんな光輝く尊いものでさえ、人間作り出す地獄の中で踏みにじられてゆくという暗示が、この作品の悲劇たる最大の要因のように感じられます。
万人には決してオススメできませんが、このレビューで何か気になる点がもしあったならばチャレンジしてみてはいかがでしょうか。色々な感情が湧いてくる作品です。
マイノリティ『ラブ♡ハン』
さて、今週の期待作のもう片翼、マイノリティ先生の『ラブ♡ハン』のレビューです。因みに、サブタイトルは「告白は射精中♡」で、看板に偽り無く愛の言葉を絶叫しながら最奥にタップリと中出しというシーンを多数収録。
収録作は爆乳メガネの才女である先輩を彼氏から寝取ってラブラブにという「ラブ♡ハンディホン」3部作、ちょいとアホながら家庭的なロリっ娘を弟から寝取ってラ(ry「ピュア♡チェリー」3部作、他短編4作となっています。
「お嬢様と先生」を除けば全て、彼氏持ちまたは想い人がいるヒロインを、性的技巧によって寝取るという内容になっています。
寝取り寝取られは非常に好き嫌いが分かれるジャンルですが、本作は「萌えネトラレ」ということで、このジャンルに付きまとう陰湿感や悲壮感をかなり薄くして馴染みやすくしています。
寝取られる側の心理描写をほぼしない、寝取られる側にも責任がある(恋愛感情が希薄、ヒロインを犠牲にして保身に走る等)など寝取りに伴う良心の呵責を軽減する工夫があるのもマイルドさの醸成に一役かっています。
ただし、見も蓋もない言い方をすれば、「文化系M子」や「愛してる愛してない」では、「Sexが上手でないこと以外には何の落ち度もない男性から、果たして恋愛感情を持っているか怪しい男性が性的技巧によって女性を奪い取る」という話なので苦手な人はやはりパスで。
寝取り寝取られ系作品が許容できるならば、本作はかなり良作です。
「ラブ♡ハンディホン」シリーズや「ピュア♡チェリー」シリーズでは晴れてカップルになった二人の恥ずかしくなるほど熱愛ぶりが描写されており、その幸せそうな描写は寝取り寝取られで少し荒んだ心を癒してくれます。
ヒロイン側のキャラ立ちが非常に良く、←の麗海先輩(「「ラブ♡ハンディホン」)は普段はキツメでいかにもクールで優秀といった印象なのに、まぁデレることデレること(笑大人しくて従順な娘もいれば、勝気でツンツンしたお嬢様やちょっと意地っ張りなロリ娘など様々で、個々にその魅力が引き出されています。
キャラデザは結構濃い目であり、ある程度好き嫌いが出るタイプの絵柄なので注意して下さい。皮下脂肪の下の筋肉の存在が感じられる硬めの体幹描写と柔らかそうなオパーイ(微乳から爆乳まで様々)の対比がグッドです。
胡乱な擬音と独特の台詞回しに加え、ある程度グロさやシュールさの臭いがする奇抜な構図、コスチュームやプレイがオンパレードであり、普通にセックスしている作品は少なめです。←の「魔法のコトバ」なんてロリ娘の子宮に小便と精液充填プレイです。これは凄い。
寝取りにおいては、全身の性感帯をねちっこく責め(特にニップルを舐る責めが秀逸)、何度も何度も白濁液を子宮に注ぎ込んでヒロインを心身ともに征服。
視点が定まらないアクメ顔で男性への恭順の言葉を口にするヒロインの表情は破壊力満点です。
ある意味ヒロイン側の最後の砦とも言える、他者への恋愛感情をも未曾有の快楽の供与によって粉砕するというこの行為はかなり嗜虐的と言えます。
ページ数も多く、何回も効果的な抜き所が散りばめられており、最初の心理的障壁を突破してしまえば、ご飯何杯でもいけるオカズになることは間違いないでしょう。
一番のお気に入りは「ピュア♡チェリー」シリーズの智恵理ちゃんです。元々ロリ系に強みがあったマイノリティ先生らしく、少女の可愛らしさという側面もよく描けています。
←甘いものが苦手な主人公のために豚汁を作って持ってくるという家庭的で優しく、でもちょっと意地っ張りという少女なのですが、デートシーンでの可愛らしさは反則気味です。
このコマの後、公園の玩具を使いながら野外プレイしかもボンテージ着用で、しかもアナルまでという激烈アブノーマルプレイが行われるとは誰が想像できるでしょうか(笑
未成熟な体と奇抜なボンテージという組合せが以外に背徳的です。
総評としては、優秀な抜き用作品ではあるものの一部劇薬を含むため取り扱い注意といったところでしょうか。
甚六『思春期は発情期。』
時機を逸した発言ですが、今週の絶望先生の三珠真夜(デフォルメver)が物凄く可愛かったです。かつて「無限のリヴァイアス」にてチャイナさんに惚れて以来、ツリ目ショート娘には弱いのです。
あと、絶倫先生に踏まれたい。和装で踏まれたい。(大事なことなので2回言いました。)
今週は期待作2本が発売され、先ずはその片翼、甚六先生の『思春期は発情期。』のレビューです。
収録作は、バレー部の長身美少女と眼鏡少年とのラブラブカップル話「放課後」シリーズ2部作、なんだかんだで互いにラブラブなスクールラブ話「ひるやすみ」と「あしたからなつやすみ」の2部作、気弱な少年と巨乳女教師のラブラブエロエロ話「Nonstop!」シリーズ2部作、他短編4作となっています。
ラブラブという単語がやたら出てきますが、他に表現しようがないのが読めば分かります(笑。
カップルが互いに互いを好きでたまらないし、それ故にHしたくてたまらない!という等身大な感覚が素直にかつスムーズに表現されています。
←(「ふたりでおべんきょ」に登場するアホ娘早苗ちゃん)のように、まぁストレートな表記(笑)もありますが、二人のちょっとした言動や表情の変化から、「互いを好いている」という情動がひしひしと伝わる描写の巧みさには感心させられます。二人の様子だけで恋愛感情の強さが分かるので、余計なドラマ性を創出する必要が無く、Hシーンにたっぷりとページを割けている「エロ漫画としての構成力」の高さも光ります。
登場するヒロインは必ず巨乳〜爆乳の持ち主で、かつ重量感のあるお尻に適度にむっちりとした体格と、全身のお肉の柔らかさが伝わってくるキャラデザになっています。
「こた☆ツン」のツンデレお姉ちゃん、真希を除けば全員黒髪というのも特徴。
甚六先生の特徴の一つ、鬱蒼とした下の毛ジャングルはもちろん(?)全員黒毛です。
年上や長身のヒロインと、年下やタッパが足りない少年との悶絶ラブ話が大目なので、同好の士はマストバイ。
←「Nonstop!」シリーズの剣持先生が最大のバストサイズをお持ちのように見受けられましたが、他のヒロインも全員かなりのものをお持ち。「放課後」シリーズの榛名ちゃんもバレーボール並の双乳をお持ちです。
オッパイスキーにたまらないのは、これらの乳房を舐める、揉む、摘む、突付く、弾くなど様々な行為によって男性側が、そのまるで餅のような感触、重量感もっと言えば暖かさをたっぷり享受している描写です。
登場する各ヒロインのオパーイがそれぞれに魅力的な形状・大きさを持って描き分けられています。
存分にオパーイを楽しみたい貴殿には強くオススメです。
大ゴマで圧倒的な存在感を示すお尻も秀逸なので、オシリスキーなあなたにも倍プッシュだ!(意味違う)
このように、コッテリ濃厚でありながらも甘酸っぱさがしっかり味わえるラブラブHが主体であり、それだけで十分に満足。
しかし、最初に戻りますが、それを超えて高く評価したいのが「エロ漫画としての構成力」の高さ。
収録作の中で、無音劇に近く、ほぼ台詞のない「in Season」を僕は強く推します。
日焼け美少女(水着跡付き)と青年のある夏の一日を描いた作品ですが、ちょっと爛れた二人の一日を静かに、しかして音がリアルに伝わってくるかのような巧みな表現には脱帽。
←何でもない一コマなんですが、Hの後女の子の髪を結んであげる男の優しさ、それを任せる少女の男性への信頼感といった感情、夏の昼の気だるさや遠くから聞える蝉時雨などなど、様々な情報がギュッと詰められた1コマに感じられます。無音劇って非常に難しいと思うのですが、二人の閉じた幸せな世界を表現するのにこれ程有効な手法だったのかと気付かされました。
漫画好きにオススメの1作です。
本作は、絵柄・内容共に万人受けするものですので、エロ漫画が好きなら買って間違いなしです。
ただし、ロリは一切御座いませんので、「ロリしか愛せない」という茨の道を行く孤高の戦士には勧められません。
でもたまには巨乳もいいと思うよ?
天道まさえ『聖戦姫ソウルギア2』
今回はロリ全力投球のために延ばし延ばしになっていた天道まさえ先生の『聖戦姫ソウルギア2』のレビューです。…まぁ、延ばしても構わないかなと思っていた程度の作品である、と言えなくもないのですが、なるべく良い所をご紹介します。
収録作は、前作からの続き〜完結までの変身ヒロイン陵辱モノ「聖戦姫ソウルギア」4作+短編4作+オマケ4コマ(2p)となっています。収録8作中、7作が触手モノ(「レザーパートナー」は触手状メカ)であり、完全に触手系に特化した作品となっています。
残り1作「独裁学園」も強要レズであり、通常の男性が登場する作品が1作もない点には注意が必要です。
基本的には、ヒロイン触手に捕まる→ヒロイン「気持ちよくなんてないんだから!」→「くやしい!でも感じちゃう。イクゥゥゥゥ!」という前世紀からの王道(悪く言えばワンパターン)展開となっています。
そんなワンパターン展開ですが、「聖戦姫ソウルギア」内でも、最後まで強気を保ち、堕ちる時とのギャップが見もののさつき、大人しく華奢な印象があり、敵になすがままにされる泉、クールビューティーなかずはとヒロイン陣の性格分けとそれに伴うHシーンの味付けの違いはしっかりしていました。
「聖戦姫ソウルギア」に関して言えば、ストーリー展開(特に伏線回収)や戦闘描写といった漫画としての構成力はかなり弱いというのが感想です。
最終話手前で、魔法少女全員出撃(名前不詳多数)+ラスボスが巨大化といういかにも打ち切り手前の少年漫画みたいな展開を見たときにはがっかりな気分でした。
しかし、近作とおぼしき短編2作「巫女戦姫ゆら」と「戦女神アリシア」ではかなりの実力アップが認められ、Hシーンにしても話の展開にしても「聖戦姫ソウルギア」よりもはるかに魅力的です。
神通力銃をぶっぱなす武闘派巫女(強気っ娘)が封印していた触手妖魔に処女を散らされる「巫女戦姫ゆら」(←)は特にお気に入りです。話ラストの大立ち回りにしても、快楽に圧倒されながら決して心をくじかない心理描写にしても、ヒロインであるゆらを魅力的に描けていることによって説得力を持たせることで成功しています。
多分、天道まさえ先生はキャラを少人数に絞った方が、話にしてもエロにしてもより良くなるような気がするのですが…。
Hシーンでは、小ゴマを効果的に散りばめて触手によるねちっこい責めを描写し、快楽の坩堝に放り込まれた強気な女の子が理性を月の裏側なでふっ飛ばされたかのようなアクメ顔(←)を晒します。やや、大ゴマの表現に頼りすぎていて、コマ割りに緩急が見られないのは残念です。
「戦女神アリシア」では、性に全くといっていいほど疎かった朴訥な戦女神が、その秘められた淫欲を魔物によって無理矢理開花される内容で、「巫女戦姫」同様、表情が魅力的。
女神の堕落の行く末はそれなりにダークなオチで、それはいいのですが、展開の拙さがまだ認められ、オチまでの過程がかなり説明不足。
なお、全収録作に共通しますが、ヒロイン陣のコスチュームはまったく脱げないor局所のみ破けるという、コスチュームが無くなったら意味無いじゃんという強い信念をお持ちの貴殿にも安心の設計となっております。
この辺りは、さすがわかっていらっしゃるという感じです。
残り短編2作は、上記2作に比べると正直魅力薄であり、特筆すべきことも特になし。スケバン属性(?)を持たない門外漢がとやかく言うべきでないと思うのですが、スケバン好きがスケバンもの(「独裁学園」)に臨むシチュエーションてレズプレイなのだろうか?という疑問は残ります。
正直あまり強くは勧められませんが、変身魔法少女系統の作品や触手モノが好きな人はチャレンジしても悪くないかと。
僕はお気に入りの短編2作で満足したので後悔とかは全くありません。
歌麿『まろぱい』
今回は歌麿先生の『まろぱい』のレビューです。今回はおっぱい分の補給です。収録作はオール短編9作+収録作「ぷらいあぶるぷりくる」の後日談のおまけ漫画1作の計10作品です。
キルタイムコミュニケーションのコミックではよくある、各種のアンソロジー本に掲載された作品の詰め合わせなので内容はバラエティ豊かです。
作品ごとに舞台設定などは変化しますが、共通して言えることは「妙なテンションとお馬鹿なギャグ+グラマラスな巨乳美女が複数人プレイで乱れまくりなHシーン」という作風です。
←は、猫耳魔法少女が獣人娘とその手下に敗れ、輪姦されてしまうも覚醒。こんどは逆に獣人娘の方をリンカーンという内容の「グラオカッツェ」の1コマ。こう書くと、陰惨な感じがしますがさにあらず。
音速丸さんとかパクマンさんを想起させる謎のマスコットキャラが登場し、話を引っ掻き回します。
このキャラのCVが付くとしたら、間違いなく若本御大だろうなぁ。
ノリの良いギャグが作品のテンポを良くしており、輪姦など、ともすれば暗くなる濃い目の内容を、うまく希釈して読み易くしています。
オチもほとんどギャグオチであり、後味が悪いなどということもありません。(「メルヒェンへクセ」1作のみダークなオチ)
ただし、Hシーンの最中にも挿入されますので、趣が殺がれると感じる人もいるかも。吉川かば夫先生のノリとかが好きな貴殿にはオススメ。
登場するヒロイン陣は、基本的に年上系の巨乳お姉さんが中心ですが結構多彩。
表紙を飾った「ぷらいあぶるぷりくる」の奥手メガネさん、ナツ先輩のように普通の女性も登場しますが、そこはキルタイムだけあってファンタジー色の強いキャラが多め。
←のように、ツンデレ+猫耳+エロチャイナ服+退魔師という、属性てんこ盛りのいかにもオタクファンタジーというキャラも多いので、嫌いな人は回避推奨。ふたなりさんや女装少年など、好みが分かれやすいキャラも登場します。
いや、僕は全部大好物ですけど。
プルンプルンと震える巨大な双球が最大の魅力ですが、ふとましい腰周り、特にむっちりとした太ももの魅力も捨てがたいです。絵柄はご覧の通りのオーソドックスな美少女系です。
Hシーンは、大勢の男withヒロイン(1人or2人)、一人の男with二人の女性など基本的に多人数プレイ。
上記のようにギャグ調が徹底されていることに加え、陰湿な行為や過激な描写は皆無の安心設計なので、ボリュームたっぷりのエロのみに専念できます。
ほぼ全作品で、顔やら胸やらにぶっかけ→さらに行為を重ねて中出しフィニッシュという流れが認められます。白い液体にまみれ、卑語を繰り返しながら大ゴマで迎えるフィニッシュシーンはかなり扇情的であり、どの作品も実用性は高いです。
ギャグのテンポはかなりよいのですが、もう少し話自体が面白くなるといいかなと。
お気楽輪姦プレイ(新語)はよいですが、折角色々な舞台設定やジャンルがあるのでもう少しHシーンの構成やシチュエーションに幅が欲しいところです。
とはいえ、ファンタジーなキャラの鬱なし濃厚エロというオタク一本釣りな内容はさすがキルタイムといえ、この手の作品が好きなら安定したオカズになるでしょう。
あとがきのわけの分からないハイテンション具合も好きです。
某零『秘密の花園 触手蟲地獄絵巻』
今日は某零先生の『秘密の花園 触手蟲地獄絵巻』のレビューです。コレ書いたらあったかくして寝ます。表紙をご覧いただければ一発で分かりますが、ロリで触手モノです。ただし本作はファンタジー系の作品でよくある、「気高い美少女騎士とか魔法少女とかエルフとかが触手に嬲られるけど、最後はご都合主義で気高い意志の力で勝利しちゃうぞ(はあと」という作品とはかなり毛色が異なります。
そういった「幻想世界の中で、ファンタジーなキャラクターと触手というファンタジーを重ねる」のではなく、「現実の世界にとって異質な存在である”触手”が登場人物達の日常を侵食してゆく」という作品であり、「日常の侵食、崩壊」という点ではホラー作品といってよいでしょう。
本作は続き物で9話までが収録されています。(続巻は秋発売予定とのこと)
ヒロイン5人とメインの男性キャラ2名の間での恋愛感情や思慕、友情などをしっかり描き、その精神的なつながりの深さ故に、異形の触手によって拡大してゆく惨禍と絡めるストーリーテリングの巧みさは一級品。
特にメインヒロイン二人の片側、茜(惨劇の発端となる触手の卵の発見者)の心情描写は素晴らしく、その心身を徐々に触手によって支配され、対処しようとする方法をことごとく潰されて絶望と恐怖に塗りつぶされた「非現実」に転落してゆく過程は完全にホラーそのもの。収録された最終9話にて、彼女が慕っていたもう一人のメインヒロイン麻実が担任(ロリコン)と、自分とは真逆の愛に満ちた明るい快楽を分かち合う様を覗き見てしまい、茜は絶望してしまいます。(←の下の娘です)
ここからの怒涛の展開はすさまじく、未だ日常の世界を生きている萌絵(←の上の子)に対して、彼女が失った「現実世界」への憎悪を叩きつけるかのような激しい陵辱劇が展開されます。Hシーンは触手絡みのみだけではなく、触手の催淫作用によっての複数姦や担任教師と麻実との和姦等もありますが、メインはやはり触手系です。
触手のグロテスクさと少女のか弱さの対比もよく、産卵や催淫、多穴責めなどの王道を押さえてあるため、触手ものとしての完成度は高いですが、本作においては「異形の交わり」という非日常性・異常性の側面が強調されているということには留意が必要です。
要するにオカズとして使用するには、ハードル高めということです。ファンタジー系の触手モノが好きで、かつ鬼畜系もかなりの幅でOKの僕ですが、本作の使用には抵抗感を強く感じました。
絵柄は21世紀のものとは思えない古めかしいものなので、最近の萌え系が好きな人などは特に回避推奨。
個人的には作風によくマッチしている絵柄と思います。何と言いますか、僕が小○生だった80年代末〜90年代前半に流行っていた(僕の学校だけかもしれませんが)少年少女が登場するホラー漫画に作風が似ている気がするので、多少古めの画風の方が合うかなと感じるのです。
因みに一番のお気に入りは←の紗夜ちゃん(メガネ+八重歯+関西弁+ロリ)です。触手に襲われながらも日常側に留まっているキャラで、「また気持ちいい体験をしたい」と触手を探す、そのあっけらかんとした性格が作中で一服の清涼剤になっていました。
…まぁ、茜の転落の軌跡を鑑みれば、この娘も絶対に不幸になるとは思いますが。
話の続きが非常に楽しみな作品です。
あとがきにて某零先生は、普通のエロ漫画としてなら駄作でも、普通でないエロ漫画の可能性を多くの人に認めてもらうため努力すると書いています。
その意思を高く評価させて頂きたいですし、それを認めて伸ばそうとする編集側も偉いものだと思います。
普通じゃないエロ漫画を読みたい全ての人にオススメの1作です。
ひめはち『鬼畜の愛した少女たち』
今回はひめはち先生の3冊目『鬼畜の愛した少女たち』の感想です。なお、前日のエントリの内容と今回のチョイスは全く何も、微塵も、毛の先ほども関係ありませんよ、えぇ。
天道まさえ先生の『聖戦姫ソウルギア2』のレビューを先延ばしして、敢えて鬼畜ロリを近作から探し出してきたとか、腹立つんでいっそヤバイ方をぶちまけたれ!それこそロックだ!とか、そんなことあるわけないじゃないですか。HAHAHA。
……明日は鬼畜+触手+ロリの某零先生『秘密の花園』の予定です(マテ
『鬼畜の愛した少女たち』の収録作は、一人の精神科医が次々と少女を毒牙に掛けてゆく(一応)続き物のシリーズが5作、その後同じく鬼畜ロリ作品の短編が3作、最後に稲荷神さまと狛犬娘コンビ(共に非ロリ)が登場するドタバタコメディのシリーズ3部作の計11作品です。
お稲荷様のシリーズを除けば、まぁ実に救いようのない陰湿な話ばかりですので、ロリプニ少女とのイチャイチャ話に癒されたい貴殿は回れ右で。オイスター先生とか冴樹高雄先生とかに比べればヌルめですが、読んで鬱になっても責任とれませんよ。
精神科医が主人公の5作は、トラウマの治療の名目で患者である少女に性行為を催眠下で行う1作目「トラウマ」や小○生くらいの子をさらに幼児退行させ、4歳の精神状態にした上で半レイプする「退行」など、設定をいかしている回もあれば、生意気盛りの少女を無理矢理犯すだけの「設定は一体何処に…」という「よいこ」や「りょうほう」など様々。
ひめはち先生もあとがきで意図的にバラエティをつけるべく工夫したと書いていますが、成功しているかなと。
話のラストは収録作中ではマイルドなものが多めで、「りょうほう」などは結構コミカルな終わり方をします。
他のシリーズもそうですが、無乳〜微乳の胸、ツルツルの股間、華奢で小さい肢体といかにもロリ体型を強調する描写が素晴らしくヤバイです。変に媚びた感じのプニプニ感がないのも好印象。
Hシーンでは存在自体が暴力的とも思えるキングサイズの珍棒をねじ込まれ、全身を突き抜ける苦痛と未知の快楽に蹂躙されて泣き叫び、最後には朦朧とした表情を見せます。行為自体はややワンパターンですが、この一連の流れは圧倒的に背徳的・嗜虐的であり、好きな人にはたまらない出来になっています。
Hシーンの少女側のネームセンスもよいですが、少女を精神的にも嬲る男性側の台詞回しも秀逸。
精神科医シリーズで最も秀逸と感じたのはラストの「カルテ」。催眠術によって記憶の改ざんを行うことで、無限の処女喪失の精神的苦痛を与え続けるというかなり陰惨なものですが、過去の行為を録画したものをまざまざと見せ付けられて茫然自失とする少女の描写が素晴らしいです。
残り3作の短編は陰惨度合いがぐっと上がります。3作とも終り方が非常に後味が悪く、男性側や少女が死んだり狂ってしまうわけでもなく、終れない”彼女たちの日常”の中で、この悲劇がさらに続くであろうことを予期させるラストになっています。
←明らかに幼女クラスのりゆちゃんが登場する「ゴメンナサイ」ですが、まぁ、これも酷い話です。要するに親の借金のせいで性行為を強制される羽目になるわけですが、男性の精神的な責めはかなり陰湿であり、見事に親子の絆を粉砕させます。
最後、りゆちゃんの母親が犯人を刺せれば、まだ救いはあるのですが、やはり目の前にある現実に屈して刺せないというのがあまりに悲劇です。
この徹底して悲劇を貫き通す先生の姿勢は高く評価したいですし、それ故にこの作品群は単に背徳的なエロだけではなく「作品」として仕上がっています。
もっとも秀逸と感じたのは←の「おかえりなさい」のラストです。父親に虐待され借金の代償として男に玩具にされ、それでも少女は父親のことを思って家へと帰っていきます。
たぶん、ラストのコマの男の台詞のように、この少女は性的玩具扱いされるために男の所へ再び戻ってくるのはほぼ確実でしょう。
太陽が光り輝き、一見まぶしく明るい”現実の世界”と僅かな希望を抱きながら絶望的に暗い未来しかない少女との対比が印象的なラスト1コマです。
最後のお稲荷様シリーズは何でこの本に収録されているか分からない、お馬鹿なギャグと妙に高いテンションで突き進む作品です。ロリでも鬼畜系でもあらず。
Hシーンに相応の激しさはあり、責めに悶える表情は悪くないですが、前後の流れからして評価し難いというのが率直な感想です。
ロリ鬼畜?ウェールカーム!!という愛すべき貴公にのみオススメです。悲劇的な展開が好きならなおさらです。
矢上健喜朗『触姦』
なんと、コアマガジン様のレビューを書けばコミックスを貰えるらしいと聞いてサイトに行ってみたらうちみたいな零細ブログには関係のない話でした。悔しくなんかない、悔しくなんてないよ(泣。貰える人が心底羨ましいです。
あと、陸の孤島暮らしのせいで全然知らなかったのですが、瀬戸口廉也氏が業界引退とのこと。
本当に残念です。係わった作品全部持ってます(小説含む)。別名義とかで別媒体での作品を発表し続けてくれないかと願わずにはいられません。とにかく残念です。
気を取り直して矢上健喜朗先生の『触姦』のご紹介。
著者初単行本とのことですが、この絵柄(←参照)といい、胸を強調する緊縛法やコスチュームといい、どこかで見たような?と思っていたら、思い出せました。数年前の(『電動式月見酒』の頃)の月下冴喜先生の作風にもの凄く似ています。
Mujinコミックスらしい、可愛らしさよりも猥雑さを強調した肉体や表情の描写が光ります。
収録作は全て読みきり短編で12作品。表紙で大体を察していただけるとは思いますが、全部陵辱系作品です。
どうも、先生は洗濯バサミやらクリップやら糸やらでニップルを責めるプレイがお好きなようで、12作中5作には登場します。例外も多少ありますが、SMというか拘束系の作品と輪姦系の作品が中心です。
プレイ内容はそこそこハードで、男女の甘酸っぱい恋愛とか癒しとか萌えとかは毛ほどもない、救いようのない話なので苦手な人は回避。
基本的には、強気のヒロイン登場→野郎ども「嫌がっても無理矢理やっちゃうぜー!」→ヒロイン「痛いー!やめてー!」→ヒロインは快楽の虜に
という流れがほとんどです。性格キツメの女性が堕ちるというのはありがちではありますが、鉄板といえば鉄板であり、本作でも読み手のサディスティクな情動を巧く高めています。
←は彼氏のせいで嫌々コスプレをしているプライドの高い女性が、あれよあれよとコスプレ会場で輪姦される「彼女はコス猫」の1コマです。やっぱり、圧倒的な物量(性的快感、Hシーンの過激さ、特にぶっかけの量など)で強気ヒロインのプライドをへし折るというのは強力な味付けになります。
ヒロイン陣は母親や女教師の年増ゾーン(>25歳)からロリ(「嬲って肉姉妹」にのみ登場)まで年齢も職業も幅広いですが、ハイティーンから20代前半(推定ですが)が中心です。
まぁ、体系的にも顔の造形にしても、年齢による描き分けがしっかりされていないので、(悪い意味で)あまり気になりません。
陵辱系の作品は、気高き美少女が堕ちてゆく過程やSMや輪姦等の過激なプレイに至る理由や登場人物の心理変化・策謀などの描写が秀逸な作品も多いです。
ただ、本作はその辺のストーリー展開はかなりイマイチであり、Hシーンに持ち込むために適当に話の筋を付けてみました程度にしか感じられません。
好意を素直に示せないために、相手を挑発して自分を責めさせる性行為に没していくお嬢様を描いた「つよきな玲菜」などは、話の展開に力を入れれば、かなり面白くなる可能性を持っています。正直、続き物として読んでみたいくらいです。
他の収録作にも言えるんですが、話の締めが悪くて、「あーつまらない話だったな、物凄くエロかったけど」という感想になってしまうのが残念です。
「彼女はコス猫」のオチは全然オチてません。あまりの投げっぱなしジャーマンにビックリしましたよ。
むっちりとした肢体を道具や多勢で拘束し、男の欲望をガンガンぶつけて女性の心も体も蹂躙するのが楽しめる貴方には、(色々な意味で)スッキリ出来る優良抜き物件です。
可愛らしい美少女とのラブラブイチャイチャなHで荒んだ心を癒したい貴殿は回避推奨。
PONPON『Positive』
今回はPONPON先生の『Positive』のレビューです。某書店にて少し早めに購入しました。収録作は描き下ろしで続編が付いた「ぼでぃなび」を除けばオール短編読みきりの12作が収録されています。作品数が多い分、個々のページ数は少なめ(16~20 P)です。
収録作品はバラエティに富んでおり、内容的にはハートウォーミングな恋愛モノ、コメディ色強めののラブコメ、ややシリアス系の義母(でも幼妻)モノなどが中心です。1作(「SUPERゴーカンタイム」)だけ正統派(?)の陵辱モノがありますので、嫌いな人は注意。まぁ、過激な描写は無くや悲壮感もあまりないため、作中で浮きまくっているというわけではかろうじてありません。
登場するヒロイン達は、妹、幼な妻、年上の幼馴染、小○生、メイドさんなどなど年齢・設定共に多様です。表オビの訴求文は妹系を強く意識させますが、従姉妹含めて妹が登場するのは3(4)作程度であることにはある程度留意しましょう。
まぁ、前作『Start Up』もいい意味で多様な短編のごった煮でしたが、今作も似たような感じと思っていただければ正解です。
PONPON先生は『Start Up』のあとがきにて、「巨乳小学生は自分のロリ探求への一つの回答」と書かれていますが、今回はそれが前作より顕著に出た作品集になっています。
←「ぼでぃなび」に登場し、今作の表紙も飾ったももちゃんですが、彼女は設定上、小○生です、小学○!Fカップあって”あててんのよ”ができる小○生ですよ!何たるドリーム!
↓の娘は「乳・妹スター」に登場する明歩ちゃんですが(年齢等は不明)、まぁこれも巨乳ロリっ子のカテゴリに入るかと思います。
「乳・妹スター」は搾乳モノ(物凄いさらっとギャグ調に描かれてますが)なので別ですが、巨乳のヒロインがいてもオパーイそのものに重点を置いた描写やプレイはないので、巨乳好きにはオススメしがたいです。ロリ系の可愛らしい顔と柔らかく薄い線で表現される細い肢体と、夢とロマンが詰まった巨乳のアンバランスさそのものを愛して止まない貴公にはおすすめです。
しかし、僕は先生の描く無乳のロリが物凄く好きなのです。
「こみっくていすと」と「夏休みno祝題」の2作しか該当作がなく少し残念です。
後者の座薬挿入シーンはロリ好きは悶絶必至です。
まぁ、割とオーソドックスとはいえ、先生の描くローティーン(ぶっちゃけ小○生くらいの)少女は所謂ロリプニ系とは異なります。
線の細さと等身を通常のロリ系作品より高めにするためだと思いますが、柔らかさと硬さが同居しつつ儚げな印象がのこる少女の姿態がとても良いです。
変な感想になりますが、一般的なロリ系作品よりも犯罪的なニオイがします。(背徳感が現実的に感じられると言うか…)
男性との体の大きさの対比でヒロイン側の小ささをうまく表現しているのは巧かったです。
構図的に犯罪的なモノを感じます(2回言うな)
前作からそうなのですが、男女共に性器描写が精彩を欠き、Hシーンのいやらしさが十分に高められているかに関しては疑問符が付きます。
あと、最古作「GO GO!すいーとたいむ」は(先生もあとがきで言及してますが)物凄くチープな作品ですので読んでてちょっとイラッとしました。エロイには十分エロイですが。
オーソドックスな作風でロリっぽい巨乳が好きな人はどうぞ。巨乳自体が好きな人や一風変わった作品が好きな人は回避の方向でどうぞ。
フクダーダ『相思相愛ノート』
昨日、河下水希先生の『初恋限定。』を購入して電車内でニヤニヤしながら読んでいました。僕の世代は、マガジンにのっていた「Boys Be」こそがこの手の、妄想全開男子中学生を虜にして時には冥府魔道に突き落とす作品でしたねぇ。
しかし、エロマンガ読みつけているせいか、「うーん、何てエロマンガテンプレートな展開。」と感じますが、冷静になれば流れは逆なんですが(笑
絶望した!起承転結・エロの隠される5コマ目に絶望した!(注:ジャンプは少年誌です)
そんな妄言はおいといて、荒んだ研究生活の潤いエロマンガのへなちょこレビューです。今回はフクダーダ先生の2冊目『相思相愛ノート』のご紹介。
唯一の続き物「アンチエイジングママ」2部作を除けば全て短編の計9作品が収録されています。
登場するキャラクターが共通する程度のつながりならば、例えば学校の美術部員たちが登場する「あおいクロッキー」と「ハルはこれから」との間にありますが、ストーリーが続いているわけではないので1作1作気軽に読んでいけます。
「気軽に」と書きましたが、ストーリーが薄いわけではなく、むしろ「相思相愛」の部分がよく描かれており、Hシーンへの導入に無理している印象がありません。
冷静な顔をしながらも、実は女性や性交に対して余裕無く「がっついている」という、等身大な描かれ方をする男子学生には好感を持てます。
女性側も相応に積極的ですが、恋愛感情の高さ故ということが感じとれるので所謂ビッチ臭(そんな日本語ない)はしません。
Hシーンはテンション高めの台詞回しで、互いの体をダイナミックに動かしながらガンガン交わるという濃いものですが、前後の話がしっかりしており、暖かい話の締め方が非常に読後感をよくしてくれるので、変な満腹感で読む手が止まるということはありませんでした。
個人的には「あおいクロッキー」の話が一番好きです。主人公はこれからいざ勝負と言う時に、好きな娘に前の彼氏の話をされた挙句、「私処女じゃないよ」と告白されます。ここからの2pの展開は、主人公の男の子とヒロインの二人に強い好感を覚える秀逸なものです。間の取り方も上手。
ヒロイン陣について言えば、「アンチエイジング」の琴美ママンを除けば全員巨乳〜爆乳クラスです。
なお、琴美ママンもカバー裏(カラー)では見事な巨乳さんに書き直されております。
Hシーンでは、この顔ぐらいある双球が上下左右に弾みまくります。サイズがサイズだけにこの揺れの破壊力はなかなか。
ただ、パイずり発生率がかなり低い(「ハルはこれから」と「もっとチカくに」だけか)のが個人的には残念。毎回やられてもそれはそれで困りますが。
胸だけでなく←のように適度な肉付きのふとましい腰周りも魅力的。爆乳キャラは体幹もある程度ボリュームがあった方がバランスよいと僕は思います。
アナルセックスのある「アンチエイジング」を除けば、プレイやシチュエーションはいたってノーマル。手堅くかつ実用性の高い、抜き用作品として役立つと思います。
←このお母さんは反則でしょう(笑近親姦ものとして他作品からやや浮いている印象もありますが、基本的に相思相愛というフレームは共通しています。
雰囲気も明るく、近親相姦のタブーの暗さとか薄気味悪さは毛ほども感じられません。
「アンチエイジングママ」1部と「会長のロケット」は古めの作品で絵の印象が少し違います。この頃はまだ迫力のチチ揺れにも開眼されてなかったようです。
因みに、大きい女の子と小さい男の子の話が好きな方は、この本は絶対買いです。「ハルはこれから」1作だけですが、僕は相当悶えました。この話、甘いよ、甘すぎるよ!!
柚木’N『めちゃ姉!』
関東平野に降りしきる雪のため家に篭るはめに。孤島暮らしの合間に録り貯めておいたアニメの鑑賞に勤しみました。
しかし、ハヤテのごとく(にしても今週は凄まじかった)とクラナドを見ているときのだらしない面は誰にも見せられませんね。
クラナドは3回分まとめて見ましたが、ことみ編最終話は泣きました。現実味は薄いですけど、こーゆー人情話には本当に涙腺が弱くなりました。
芽衣ちゃん可愛いですし、岡崎と同じく本当にこんな妹欲しいですが、妹が来たと知っていそいそとしだす春原が一番可愛いですわ。相変わらずの扱いでしたが(笑
新刊を買いに行くことも出来ず(気力的な問題で)、少し前の作品になりますが柚木’N先生の『めちゃ姉!』のレビューでも。
「実姉に萌え狂う全ての人に!」と煽っていますが、従姉妹を入れても実姉が登場するのは収録された短編11作中5作だけという突っ込み所はありますが、友達の姉や義理の姉、年上の幼馴染など、基本的にオール年上のお姉さん(一人義母含む)がヒロインです。
異色作「W・R・A・P」と「曼珠沙華」を除けば、Hに対して積極的なのは女性側であり、Hシーンでは男側はほとんど無視されているといってよいでしょう。台詞もほとんどなく、気持ちよさと状況の解説台詞はほとんどヒロインが発します。
この辺は、いかにも女性側が性の快楽を”貪っている”という表現になっており、年上ヒロインの面目躍如といったところです。
なよっとした男の子が日常シーンでは年上ヒロインに尻に轢かれているけれど、Hシーンでは立場が逆になってヒロインを思うがままに〜なんてことは全くないので、そういうシチュエーションが好きな方は回避推奨。
また、姉キャラの甘やかしを期待すると肩すかしを食らいますよ。ぶっちゃけ、全員エロマンガテンプレートなビッチですので(笑。
「男側が弱い」の代表格とも言うべきジャンル、女装少年が含まれるのは上記の流からして自然なのですが、好き嫌いが分かれるので気にする方は注意。
←こんな可愛い子が女の子なわけ(ryまぁ男なんですが。この女装っ子が登場する「天国の悪魔」はなかなかストーリーが良く、いじめっ子であるヒロインを悪魔と感じる男の子と、男の子を初めて許容できる異性として(屈折しつつも)天使として愛する女の子とが、その体を重ねることで二人のすれ違っていた感情が重なっていく流れは素敵です。
「彼女は悪魔だった」からラストの「けど今は−−(天使になった)」の台詞への変化は少女漫画的なセンスの良さを感じます。
ただし、あまりにストーリーに期待する作品ではないので、とにかく年上ヒロインに貪られたいM気のある方向けです。
絵柄は、あまり巧い方とは言えず古臭い(というか一番古い作品が一番今風に感じるんですが)印象もあります。また、絵に荒さがあり、勢いがあってかつ猥雑性が向上するのでよい!と感じる人と、もっと綺麗な絵が見たいという人で評価は割れるでしょう。
ちょっとトーンワークがうるさい気もしますが。
個人的には中学生男子の妄想そのまんまの「お姉さんはAV女優」がお気に入り。
大波耀子『うそつきなきみ。』
さて、気付けば発売されたのは先週となってしまった大波耀子先生の『うそつきなきみ。』のご紹介です。陸の孤島じゃエロマンガ買いに行くのも一苦労なんですよ…。
収録作は、一組のカップルとその周辺の男女の恋愛模様を描く「うそつきなきみ。」3部作。モサモサ天然パーマ+そばかす+ちびっ子の多重コンプレックス娘が頑張る「ウエービーハニー」前後作、他短編6作となっています。
女性側から男性へアプローチしてHのリードを取る作品(「終らない恋」など)も何作かありますが、割と男性が積極的に迫る傾向にあり、無理矢理では決してないですが、「そりゃちと強引では?」と感じる箇所が多々あります。
男女の恋愛模様、イチャイチャぶりを内容に含めようとし、Hシーンの割合を低下させてでもカップル達の濃い模様を描写していますが、どうしてもその短さゆえに中途半端感があります。
「うそつきなきみ。」はカップルなラブラブ話に展開を収束できておらず、もう少し長い話にして主人公とヒロインに焦点をしっかり合わせるようにして欲しかったです。
Hシーンの導入への強引さは、展開の拙さとお話自体の無理矢理感のせいかと思います。ただ、エロマンガでは十分許容範囲だと思いますし、愛くるしく描かれるヒロイン陣で相当カバーできているとも感じます。
ヒロインは従姉妹のお姉さんなどの年上系から年下の幼馴染まで割と範囲が広め。個人的に気になる特徴として、割烹着姿や服の下にスクール水着、天パー娘(↓)など、太田虎一郎先生の先手オレに出てきそうなニッチな萌え(あくまで個人的にですが)が盛り込まれてることですかね。
特に「ウエービーハニー」の天パー娘、松枝さんが僕の心にどストライク。Hシーンではトランジスタグラマーとでも言うべきか、魅力的な肢体でガンガン責めてくる珍棒を受け止め、可愛らしい顔を高潮させ快楽にむせぶ様が拝めます。
Hシーンでヒロイン陣の表情が、それまでの可愛らしい表情から性の快楽を享受するエロティックなそれに変化させるのが上手だなと感じます。
特に目の印象が大きく変化しているように思います。
しかし、大波先生はこの単行本が本当に厄落としになればいいですね。(あとがき漫画参照)
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